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慎side
壱馬さんから話を聞いたときは頭が真っ白になった
混乱している壱馬さんや翔平さんを落ち着かせる事すらできなかった
いつもお世話になっている2人なのに
自分の無力さに気づいた瞬間だった
壱馬さん達が病院から戻ってきて陣さんから今のAちゃんの状態を聞いた
驚いたと同時に怖かった
せっかくしゃべれるようになって少しづつ心を開いてくれていると思っていたのに
何より壱馬さんや翔平さんとニコニコで話している空間を見ているのが好きだった
Aちゃんを一番大事にしている壱馬さんの事を忘れてしまったらと考えたら背筋が凍った
お見舞いに行ったときたくさんのコードで繋がれているAちゃんを見て手が震えた
そばでずっと手を握っている壱馬さんは前よりも痩せたしクマもひどい
きっと食べてないし寝ていないんだろう
慎「壱馬さん、最近食べてますか」
壱馬「食欲湧かなくてな」
慎「寝れてないですよね。クマもひどい」
壱馬「大丈夫。Aがおきるまで待つ」
この大丈夫は大丈夫じゃないやつ何とかして寝かしたい
慎「あのすみません」
看護師「はい」
慎「あの村川Aのお見舞いに来たものなんですけど」
看護師「あー村川さんの。あの川村さんに寝るように言ってくれませんか?」
慎「そのことでお話が」
きっと壱馬さんはAちゃんのそばを離れることはない
仕事も最低限こなしてその後時間が許す限り病院にいる
だからAちゃんのベッドの横に簡易ベッドを置いてもらったそこでなら寝てくれる気がして
慎「壱馬さん。このベッドで寝てください」
壱馬「いや、Aが起きるまで待つ」
慎「いまのままでAちゃんが起きたら心配しますよ」
樹「そうですよ。一回寝てください。俺らがそばにいますから」
壱馬「、、、分かった。頼むな。」
慎「はい。おやすみなさい」
布団に入り、Aちゃんの手を握って眠りについた
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美咲(プロフ) - 続き楽しみに待ってます。作詞凄い(*’ω’ノノ゙☆パチパチ (2022年10月12日 8時) (レス) @page13 id: 411e2cf0cf (このIDを非表示/違反報告)
ゆあらむ(プロフ) - 美咲さん» ありがとうございます!!気長にお待ちください( ᵕᴗᵕ ) (2022年10月3日 17時) (レス) id: 7eac3bd8d7 (このIDを非表示/違反報告)
美咲(プロフ) - 続き楽しみにしてます (2022年9月4日 13時) (レス) @page1 id: 411e2cf0cf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆあらむ | 作成日時:2022年8月28日 12時