JK×タイワンオオヒラタクワガタ 2

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壱馬side


朝起きたらいつも通りAが隣で寝てる…


あれ、いない。


今日休日やからぐーたらするはずなのに。


『おきた？おはよ！』


何故かメイクしているA


壱馬「おはょ、今日出かけるん？」


『そ！お友達できて初めて遊ぶねん』


なんだか楽しそうにしてるの見たら幸せになった


『これコーヒーね、リハ持ってく？』


壱馬「おん持ってく」


『じゃぁこれ家出る前にタンブラーに入れて持ってってね』


え、Aが容れてくれないん


壱馬「もう家出るん？」


『うん、行ってくるな！』


玄関まで見送りに行く


「気をつけるんやで、いってらっしゃい」


言ってから気づいた


俺今日誕生日やん。


誕生日そうそう最悪やんか。


ああああ、リハ行くか。



気分だだ下がりでスタジオに入ると


ﾊﾟﾝｯｯｯ!!


壱馬「うぉっっ！！」


メンバー「「ハッピーバースデー！！」」


壱馬「ありがとうございます！」


メンバーが祝ってくれたから少し気分が晴れた。


みんながケーキを渡してくれたあと写真撮影会。


その後プレゼントくれる人がちらほらいて残りの人は後日くれるということで。


すると


翔平「壱馬さんまだありますよ！」


翔平が言うとほかのメンバーの頭にも？がみえる。


また変なこと考えてんなこいつ。


翔平「サプラーイズ！！」


そう言うとスタジオのドアが空いて振り向くと


Aと臣さんがいた。


なんで臣さんと？遊び行くんやなかったん？え？


頭の中で疑問が浮かんでは消え浮かんでは消えの繰り返し。


壱馬「え、Aっ！」


メンバー「「「Aーーーー！？！？！？」」」


あ、やってしまった。


Aが驚いてる。怖がってる。


『かずにぃお誕生日おめでとう！』


臣さんが一言かけると俺の誕生日を祝ってくれた。


翔平が色々動いてくれたみたいだけど


Aが勇気を出してここに来てくれたことが何より嬉しかった。


そして


Aが俺にと作ってくれた曲。


歌えないから臣くんに歌ってもらったと照れたように言う。


今まで聞いたどの曲より感動した。


自然と涙が出てAを抱きしめていた。


心からありがとう。

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