70.sha side ページ20
sha side
「何見せられてんねん俺ら」
「ちょっと、だまれって、しゃおろんっ、、、」
「なんやロボロその声、、、って、なんで泣いてんねん?!」
「ええ話やないか、、、」
「トントンまで?!」
ロボロはまあカンジュセイ?が豊かやから仕方ない(?)んかもしれへんけどトントンまで眉間摘んで天を仰いどるんはマジで意味分からん。お前いつもの真面目ちゃんキャラ何処に落としてきてん。
「シャオロンさん、貴方にはあの
「イキりミールなのは気に食わないけどあの二人を前にして何も感じないなんて頭可笑しいんじゃないのシャオロン」
なんで俺がエミさんとひとらんにまで非難されてんの???
もう訳分からんって、、、てか、こうなると俺の前におる人は、、、?
『ぅ"っ、、、ひっくっ、、、お幸せにね"ぇ、、、』
え、泣いてる?"あの"東條Aでさえも??
は?なんなんこれやっぱりひとらんが言う通り俺が可笑しいんか?
いやでもよう考えろよ俺此奴らのお陰でせんでも良かった(大掛かりな)女装させられてんで?なんで俺が非難されなあかんねん!
そう心の中で悪態を付きながら俺は目の前の頭一つ分下にある顔を一瞥した。
「(あーーーもーーー!)」
目の前でこんな涙流されてたら余計に調子狂うってっ!!
「、、、ん」
俺は無造作にポケットから出したハンカチを彼女に差し出した。
『?、、、ハンカチ、ですか?』
「、、、目の前で泣かれてても胸糞悪いわ。拭くんならはよ拭けや」
『えっと、ありがとう、、、ございます』
、、、
あーーーーーーー!!
俺は小学生かよっ!!!
俺ってこんなにウザい性格しとったんか、、、
二年A組、東條A。
容姿端麗は言わずもがな。定期試験では二年間不動の学年一位。体力測定でも毎年S判定。いつも表彰台に上がっとった。誰もの憧れの的で、何より、他の奴らとは一際違う存在感を放っとる。
みんな、そんな彼女の事を俺が避けてるからって、一括りに"俺が東條Aを嫌ってる"って好き勝手言っとる。というか、本人にさえそう思われとる。
、、、
なんで俺がこの人の事嫌わなあかんねん!!
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黒翠(プロフ) - 葵さん» コメントありがとうございます!この作品に出会って下さったということに、感謝の気持ちで胸いっぱいです。お優しいコメントをありがとうございます! (2023年3月14日 0時) (レス) @page40 id: 73723415d9 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - コメント失礼します。この小説面白いです。黒翠さん、素敵な作品をありがとうございます (2023年3月13日 21時) (レス) @page39 id: e066df4934 (このIDを非表示/違反報告)
黒翠(プロフ) - リリィさん» コメントありがとうございます!嬉しい限りです!そのお言葉で更新頑張れますありがとうございます!! (2022年2月22日 0時) (レス) id: 73723415d9 (このIDを非表示/違反報告)
リリィ - とても面白くて続きが楽しみです! (2022年2月21日 21時) (レス) @page6 id: 74ae9aa626 (このIDを非表示/違反報告)
黒翠(プロフ) - 露助さん» いえいえそんな!いつもコメントありがとうございます!頑張れます〜!(書いてる私自身も思ってます^^;) (2022年2月16日 22時) (レス) id: 73723415d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒翠 | 作成日時:2022年2月8日 0時