不登校57日目 ページ7
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─────────ピピピ ピンポン ピンポーン
鳴り響くインターホンの音で目覚めた。
寝間着のまま玄関へと向かうと学秀が制服で待っていた。
「……着替えろよ、先に行くからな」
『はぁ〜……い』
眠い目を擦り、
玄関の戸を閉めベッドに横たわり天井を眺めてた。
いつの間にか閉じていた瞼を開け携帯を覗き込むと、ダッシュで行けばなんとか球技大会に間に合いそうな時間だった。
いつのまに寝たんだよわたし!!
これもう朝飯抜いて行かないと怒られるパターン!
それからドタバタと制服の下に体操服を着て、家の鍵を閉めて全力ダッシュ。時間を確認しながらも校舎に入った後、十分くらいの時間の余裕が出来た。
そこからは、歩いてでも間に合った。
『片岡さん、遅れた。ごめん……』
それでも息は整のはずゼェゼェと、息を吐いた。
「息切らしてるけど、大丈夫?」
『二度寝したから走ったんだけど、朝ご飯消えてった……』
「バスケやる以前に体力使ってどうすんのよ」
いやだって流石に今日遅刻するのは良くないし……
私たちにはイリーナ先生がつくようで、本を熱心に読んでいた。イリーナ先生はイリーナ先生で勉強をしているようだった。
「私たちは最後のデモンストレーションだから走らなくてもよかったのにね」
『……それ早く言ってよ』
朝ご飯抜きな上にコンビニもよれなかったから、
昼ご飯も持ってきてない。
……今からでも買いに行く時間あるかな
「A、ちょっとこっちに来い」
んー……と悩んでいるうちに学秀から呼び出された。周りは少しピリッとした雰囲気へと変わり、わたしはここから早く学秀と動いた方が良さそうだ。
『はーい、生徒会は?』
「一段落ついた」
荷物を持って学秀の方へと出向く。行き先は知らなかったが、興味のない話をひたすら聞き相槌を打ちながら移動した。
学秀の足がA組で止まった。
荷物の中からおにぎりやサンドイッチ、などボロボロとバックから出てくる。
「どうせ寝坊すると思い買っておいた、好きなのを取れ」
『エッいいの』
「食べ物を粗末にするのも良くないから全て鞄の中に入れるぞ」
わたしの鞄を手にして、なにも入ってない鞄の中がどんどん朝食と昼食で埋め尽くされてく。
しかも、わたしが昔好きだと伝えものばかり。
学秀は不器用なだけなんだよなぁ
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イルジオ(プロフ) - 最初から読ませて頂きました!「イルジオの感想置き場」という小説に、感想を書かせて頂きました。見てくださると嬉しいです。それと、お気に入りと高評価をさせて頂きました。 (2020年6月25日 16時) (レス) id: 40356dc556 (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - ぐうおおおおさん» この作品を好きでいてくれてありがとうございます!コメントは本当モチベに繋がってるのでコメントして下さるだけでも嬉しいです。頑張ります! (2020年4月30日 18時) (レス) id: a750810eae (このIDを非表示/違反報告)
ぐうおおおお - コメント失礼します!めっちゃ好きです!、更新される度に舞い上がってます笑続き楽しみにしてます!、無理なく頑張ってください! (2020年4月28日 13時) (レス) id: de8812076d (このIDを非表示/違反報告)
澪(プロフ) - 神崎葵。さん» コメントありがとうございます。業くんのキャラを壊してしまわないよう試行錯誤しながらやってます〜、更新頑張ります! (2020年4月24日 3時) (レス) id: a750810eae (このIDを非表示/違反報告)
神崎葵。(プロフ) - 初コメ失礼します!業可愛いです!神ですか?そうですよね!これからも更新頑張ってください! (2020年4月6日 16時) (レス) id: 5d39630b57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:澪 | 作者ホームページ:http://commu.nosv.org/p/kktr59/
作成日時:2019年7月30日 20時