不登校の子、暗殺始めた。二巻【暗殺教室】

不登校99日目 ページ49

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彼はずっと立ったままでいそうな気がし、先に店に入ってもらいちょっとそこで待ってもらうことにした。わたしは一度荷物を持ち外に出て、妙に上と横にデカいやつの前に立った。

ひゅ〜ひゅ〜と口笛を吹いて誤魔化そうとしていた


『何してんですか、ストーカーですか』

「にゅっ、違うんです！ちょっと空を飛び回ってたら政府に追われて、そしたらAさんの姿が見えてやってきただけなんです！！！」


なんでちょっと空を飛び回ろう、
っていう思考回路が出来上がるんだよ

しかしながら、ここであまり時間を使うと人を待たせてしまうからすぐに戻らないといけない。一日近く日本語を話していないと少し新鮮にさえ思えてくるな


『どーでもいーけど、はやく帰ってよね。わたし彼と旅行に来てんだから』


すぐにその場を離れて見知らぬ赤髪の彼のもとに戻ると、日本でも見たことのある食事と全く知らない料理、それから水が運ばれてきていた


「Who were you talking to?(誰と話していたんです?)」

『んー……難しいな、、
I was talking to him because someone was in trouble.(困ってる人がいたので話しかけたんです)』


まー嘘だけど

普通にバクバク食べている彼を見ながら、携帯に目を向けていると電話が一本かかってきた。それもわたしの待ち望んでいた人間から


「あと数分で着く。待っておけ」

『ん、わかった』

「それから何か食べ物口にしとけ、パンかサラダか」


わかった、と言う前に、
電話を切られわたしはメニュー表を見つめた。

まずそもそも何て書いてあるのか読めない。
英会話とは別で少し洒落た文字を使って書かれても、写真もついてないしどんな料理なのかもわからない。


「Did they tell you to eat your rice?(ご飯を食べろと言われましたか?)」

『んー……That's right. (そうなんですよ。)
He told me to have some bread and salad.(彼にパンとサラダを食べろと言われました)』

「This dish is delicious. I'll place the order for you.(この料理が美味しいですよ。私が注文しておきますね。)」


彼が店員さんに注文をして、わたしは頼んでくれたものを口にした。海外の料理は日本人の口に合わないと身を持って知っていたが、これは当たりらしい。

もしかしたら、この彼相当優秀なのでは……

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