不登校の子、暗殺始めた。二巻【暗殺教室】

不登校69日目 ページ19

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容赦なく生徒を殴りかかり……
体罰といわれても文句をいわれても上から金で押さえつけてしまいそうな鷹岡をぶっ倒すために彼を呼んだ。



この学校で一番強い……指導者を。






「交渉の必要はありません」





冷たい言葉がグラウンドに響いた。



「…………ご用は？」

「経営者として様子を見にきました。新任の先生の手腕には興味があったのでね」



理事長そんは、にっこりと貼り付けたような笑みを浮かべ、寝転んでしまった鷹岡の顎を掴んだ。


「でもね、鷹岡先生。あなたの授業はつまらなかった。教育に恐怖は必要です」


……まぁ、間違いではない。
力で上から押し付けられ……勉強することもある。それが事実だし。

理事長さんは、わたしたちに幻覚を見せた。



「一流の教育者は恐怖を巧みに使いこなす。が、暴力でしか恐怖を与える事ができないなら……その教師は三流以下だ。」



毒虫が鷹岡の口に入っていく姿だ。
それから、すらすらと紙にペンを走らせたあと紙を鷹岡の口に入れ込んだ



「解雇通知です。

椚ヶ丘中(ここ)の教師の任命権は防衛省(あなたがた)には無い。全て私の支配下だという事をお忘れなく────……」



一足先に帰り始めていた理事長さんを走って抜き去り叫びながら帰って行った。


「鷹岡クビ……」

「ってことは今まで通り烏間先生が……」




「よっしゃああぁぁぁぁ！！！！！」



また一段と、盛り上がった。
たった一日。されど一日。今日の出来事は、頭に強く植えつけられたことだろう。


『はぁ……やっと終わったぁ、』

「古賀さん、修学旅行のときもだけどよく怪我するけど大丈夫？」

『えっいや女の子の顔面殴るとかまじ死に値するし、他の子がやられるくらいなら自分がやられた方がマシじゃん……？』


さりげなく磯貝くんが聞いてきた。
磯貝くんさりげなく頰さわってくるけどわたしとんでもなく痛いんだからね？わかってんの？

触んじゃねー……とわーわーして遊ばれているうちに、烏間先生が奢ってくれることになっていた。




わたしはお口のなか切れてるし痛いし、
食べれねぇしまっすぐ家に帰ったけどな。

……ほんと、
神崎さんがやられずにすんでよかったなぁ

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