不登校の子、暗殺始めた。二巻【暗殺教室】

不登校52日目 ページ2

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学校辞める辞める詐欺をすること一週間後。
わたしは、椚ヶ丘E組の生徒へと逆戻り。


箱詰めした荷物たちもまた荷解きへと、面倒だ。
荷解きが終わるまでは学校休もうと思って休み始めたら、また通い始めるタイミングを失った。だがしかし、荷解きは終わった。

そして、朝はしっかり起きてる。
偉いねわたし。



なんて、
自問自答を繰り返す悲しい日々を送っていた。


────────ピンポーン


そして、悪魔の鐘が鳴る。
一度インターホンが鳴った後ガチャ、と音がした。


「……起きてるな、行くぞ」

『待って不法侵入、てかなんで学秀が来んの』

「赤羽と賭けをして負けた、はやく準備しろ」


……まって、その賭けの内容気になる。
学秀が、赤羽と、賭けをしてそれに負けた？？

なにそれ、後々役に立ちそうな脅しネタじゃん。


『その賭け〜……』

「却下だ、はやく準備をしろ」

『はーい』


鬼のような形相をした浅野学秀に、勝てるはずもなくわたしは急いで着替え10秒チャージを口に咥え、鍵を閉め外に出た。急に呼び出されて学校に行く準備を素早く済ませれるのも、鞄に荷物がほぼ空だからだ。


『…………学秀さ、なんか……身長伸びてない？』

「175センチ」

『キリンかよ』

「なんて？」

『なんでもないです』



キリンは可愛らしい姿をして、いざ危険の身となるとあの長ったらしい脚で容赦なく蹴り、凄まじいスピードで進む。

…….学秀にピッタリだ。
凶暴で容赦ないとことかは、ほんと、そっくり


「赤羽と連絡は取っていないのか？」

『んー？うるさいからブロックしたよ』


アイツ夜中のゲーム中に限って連絡してくるあたり確信犯だと思う。ゲームの邪魔で、邪魔で、仕方なかった。


「球技大会は参加するのか？ずっと休んでたらしいが」

『球技大会……とは』

「E組が出れるのはエキシビジョンマッチだけだが、他の生徒にとって良い影響を与えるためのものだ」


いつものE組いびり、ってわけか

でもそれが許されるのが椚ヶ丘(ここ)。先生……いや、理事長がそれを望んで行っていることだから更に面倒。E組からしたら恥を晒すためのレクリエーション。


「で、参加するのか？」

『さぁ、気が向いたらね』


どうせならなるべく参加はしたくないが、体を動かすことが好きなあのクラスだ。わたしの意思もどうせ無意味なのだろうな。

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