1-20 指と、音 ページ20
1-20 指と、音
.
それは余りにも酷では、ないですか?
「ね?」
けど、すぐに思った、
広臣は頭を撫でるなんて事、したこと無い。
『手、頭、そんな事、されたこと無い。』
ずっと撫でることを辞めない、少し、ゴツゴツとした指。
「じゃあ、ずっとしててあげる。」
暖かい手。
少し、ごつごつしてるけれど。
『……なんで、そんなに優しくするんですか?』
「……Aちゃんの横顔に惚れたから。」
サラッと、そんな事を言ってのける隆二さんは、
私の心をぐちゃぐちゃに、
かき混ぜた。
それはまるで、
2層に分離した、アイスティーをかき混ぜるかのように。
ガラガラと、氷がグラスに当たる音のように、
心の音が聞こえた気がした。
1072人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「芸能人」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みーやんちゃん(プロフ) - 初めまして、一気に読ませて頂きました。胸キュンですね、ちょっとひねくれ者臣クンに対して純粋な隆二との主人公との愛情どうなるのか楽しみです。 (2016年9月19日 0時) (レス) id: d66197991c (このIDを非表示/違反報告)
Riiyu(プロフ) - 岩坂.今坂あゆさん» コメント、ありがとうございます(^^)頑張って更新していきます(^o^) (2016年9月18日 22時) (レス) id: 268618489a (このIDを非表示/違反報告)
岩坂.今坂あゆ(プロフ) - 更新頑張って下さい♪ (2016年9月18日 17時) (レス) id: 2e5c6ff1dd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Riiyu | 作成日時:2016年9月18日 8時