3日目【休息】 ページ5
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グルッペンside
グル「そういや、ココ…親は？」
私が勢いで助けてしまった少女…ココは
見るからに私より小さい、それに
小学生かも怪しい位だ
そんな少女が一人街中にいたのが少々気になり
こんな質問をした
「さぁ…仕事か…買い物か」
グル「……分からないのか？」
「はい、お父さんもお母さんもココの事
構ってくれませんから」
構ってくれない…
それは、虐待なのか…不仲なのか…
「ココは…痛みが感じないんです
むつう？と言うものらしくて…それがケンカの
原因になってて…」
むつう…無痛、か…
「でも、お父さんとお母さんに会いたくて…」
グル「じゃあ、一緒に探そっか」
また勢いで言ってしまった
「本当…ですか？」
ココは目を輝かしてこちらを見る
信頼と希望の目…
グル「あぁ…代わりに、俺の友も探させてくれ
安全な場所にいるのかも怪しいからな」
「はい！もちろんです！」
ココは嬉しそうに返事をした
…？なんだろう…どこか懐かしい…
まぁ、気のせいか
「そうだ、包帯あるので…腕…」
手当てさせてくれと言いたいのだろう
俺は左腕を出した
ココはカバンから包帯を取り出して
手先良く巻いていく
ふと、カバンの中に…チョコがあったのが
目に入った
グル「チョコ…」
「あ、食べます？」
巻き終わるとチョコを一つくれた
どこにでも売ってるいちごとミルクのチョコ
久々に食べる…
グル「美味い…」
「フフッ…」
突然笑い出すココ…
口元を手で隠して笑う…結構上品な笑い方するな
グル「？急にどうしたんだ？」
「いえ、とても幸せそうな顔をしてたもので…」
そんなにか？…けど、
まぁ、よく言われる
「甘いのがお好きなんですか？」
グル「あ、あぁ…最近は忙しくて
食べれてないが」
「とても可愛らしいです」
成人男性に向かって可愛いか…
可愛いのか？確かに女子みたいに甘いのが
大好きだが…ケーキバイキング行く勇気ないけど
グル「…さて、辺りが落ち着いたらここから
出よう…食料とか手に入れないといけないしな」
「そうですね、これだけじゃ足りませんし」
カバンの中には小さなお菓子と絆創膏と包帯
俺はそもそも手帳と財布とスマホ…
食べ物ない
グル「…ココ、これ着とけ」
俺の着てたロングコートを渡す
少し寒いのに肩出しワンピースは更に寒い
店に着いたら靴も探すか…
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あやたか - ありがとうございます！ (2018年10月8日 11時) (
レス) id: b41f399045 (このIDを非表示/違反報告)
アイネスト - あやたかさん» ありがとうございます、一段落つきましたらアナザーストーリーも書きたいと思います (2018年10月6日 10時) (レス) id: ffa77adac7 (このIDを非表示/違反報告)
あやたか - 最後まで読ませていただきました！とっても面白かったです！また、アナザーストーリも作ってください！お疲れ様でした！ (2018年9月30日 13時) (レス) id: b41f399045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイネスト | 作成日時：2018年9月2日 19時
