29日目【突然】 ページ31
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グル「どうしてガソリンスタンドが
ないんだ！」
空に向かって叫ぶグルさん
また歩きになりましたが、気にしません
街は相変わらずウルフで溢れてます
今は屋上に避難中
グルさんはそこから叫んでます
私はカメラで写真を見てます
すると、隣にグルさんが座りました
グル「沢山撮れたな」
「はい、グルさんとの思い出が」
グル「そうだな…」
静かに笑い、頭を撫でてくれる
もう、この人に撫でられるのが日常になった
ココが言ったのもありますが
ずっとこのままならいいのに…
もうお父さんとお母さんには会えないけど…
今はこの人とずっと一緒にいたい
そう、願ったのが間違いですか？
グル「ココ！走れ！」
ココ達は、ウルフの大群に追い掛け
られてます…どうやら、バリケードという物を
していた所が壊れて出てきたそうです
街にいた位ならまだしも
街にいたウルフにバリケードを壊してきた
ウルフはもう逃げるしかありませんでした
グル「ココ…頼みがある」
「な、なんですか…」
グル「…生きろ」
グルさんはココの手を放して
ウルフの中に歩いて行く
「グ、グルさん！行かないでください！」
私は叫んだ、嫌だ、行かないで…
貴方がいなくては…
グル「大丈夫だ…
必ず、お前の所に行くから…だから…
逃げて、生きてくれ…ココ」
私の足は後ろに下がっていく…嫌だ
この人を置いて行きなくない
グル「早く行け！振り返るな！」
私はその声と同時に走った
振り返らずに…
嫌な音が後ろから響く
叫び声すら聞こえる…その声がグルさんじゃない
かと思ってしまう…
けど、私は走った…振り返らずに
気付いたら街を出ていた
「グルさん…そんな…」
嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
グルさんがいないと…グルさんが…
けど、生きないと
「絶対にグルさんは生きてる…なら私も…
ココも！」
私は歩いた…
グルさんが生きてる事を信じて…
生き残ろうと思った
この最悪な世界で
それから一週間…
隣町で待ってても、グルさんは来なかった
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あやたか - ありがとうございます！ (2018年10月8日 11時) (
レス) id: b41f399045 (このIDを非表示/違反報告)
アイネスト - あやたかさん» ありがとうございます、一段落つきましたらアナザーストーリーも書きたいと思います (2018年10月6日 10時) (レス) id: ffa77adac7 (このIDを非表示/違反報告)
あやたか - 最後まで読ませていただきました！とっても面白かったです！また、アナザーストーリも作ってください！お疲れ様でした！ (2018年9月30日 13時) (レス) id: b41f399045 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アイネスト | 作成日時：2018年9月2日 19時
