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彼女が嘘をついている。


そう思ったのは、ほんの些細なことからだった。






「ねぇ、明日は何処かに出掛けない?」


「あー、ゴメン!明日は練習試合だ!」




付き合ってもうすぐ一年になる。


そんな彼女からのデートのお誘い。




でも、明日は久しぶりの練習試合。


『デート』なんて理由で、休む訳にはいかない。




「そっかー...。残念っ!」


へらっと笑った彼女は、少し寂しそうで。


罪悪感が溢れてくるけど、グッと我慢して、


「また、遊びに行こ?」


そう言って、笑いかけた。




「もちろんっ!その時は、翔陽の奢りね?」


冗談のような言い方だけど、これは彼女の本音なので笑って誤魔化しておく。


「アハハッ...。うん、わかった。」




「日向っ!久しぶりだな〜!!」


「菅原さんっ!お久しぶりです!!」




高校時代の先輩である、菅原孝支さん。


大学は別々だったから、会うのは随分と久しぶりだ。


スポーツショップでバレー用品を見ていると、

声を掛けられたのだ。



「あっ、そういえばな。」



「影山に彼女ができたみたいなんだよ。」



「...はっ?」


影山に、彼女?


「いやいやいやっ、ありえないですよ!!」


同じ大学で、高校時代からの付き合いでも、


浮いた話なんて一切聞いたことがない。


あの影山に?



「オレ、そんな噂、聞いたことないですよ?」


「そうか〜?うーん、見間違いか?」



「どんな人だったんですか?相手の人。」



嘘のはじまり。


彼女を疑う、最低なオレのはじまり。





「結構、可愛い子だったな〜!」



茶髪のショートの女の子。



「日向の彼女さんに、雰囲気とか似てたかも。」


「へ〜...。」



確かに、特徴は似てるかもしれないな。

3→←嘘つきのはじまり。【日向 翔陽】



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設定タグ:短編集 , 黒子のバスケ , ハイキュー   
作品ジャンル:恋愛
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旋律(ばく) - うっでぃさん» そしたら送ってね笑ですね笑今は私のことを一途に思ってくれてるもんね笑笑信じてるよ!うっでぃ笑← (2018年1月5日 15時) (レス) id: 11329ddbf5 (このIDを非表示/違反報告)
うっでぃ(プロフ) - 旋律(ばく)さん» 続きはご想像にお任せしますー...笑 考えたら、また続き書くよ 笑笑 オリジナルはご察しの通りです。過去の思いだけどね!! (2017年12月16日 23時) (レス) id: f04ffde496 (このIDを非表示/違反報告)
旋律(ばく) - うっでぃさん» 続きが気になる笑笑ここからどーなるのって笑考えたらまた教えてね!笑オリジナルはあやつかな??笑 (2017年12月16日 22時) (レス) id: 11329ddbf5 (このIDを非表示/違反報告)
うっでぃ(プロフ) - フランさん» リクエストありがとうございます!時間はかかると思いますが、精一杯書かせていただきますね!! (2017年12月14日 20時) (レス) id: f04ffde496 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - 男前なレオ姉書いて下さい! (2017年12月14日 0時) (レス) id: 0b24153201 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うっでぃ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年8月11日 15時

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