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はいいろ。【灰崎 祥吾】(ミリイさんリク) ページ25

灰崎祥吾の本質は、酷く幼くて歪なものだ。



平均身長を余裕で超え、

誰もに一度は怖がられる容姿でありながらも、

彼自身は、幼稚で不安定なものだった。



「欲しいものは、欲しい。」



そんな風な思いが捻れ曲がって、

彼の強奪癖はついたのだろう。





灰崎祥吾には七つ年の離れた兄と、

幼い頃からずっと仕事一筋であった母がいる。



物心ついたときには、母は家にほとんど帰らないといった生活で、

兄は彼に見向きもせず、一人机に向かっていた。



小学生の頃には、彼の兄は国立高専へと進学し、

彼はたった一人となった。



否、厳密には一人ではない。



『独り』である。



近所の人は彼の境遇を知り、優しくしてくれた。

彼の友達だという子供は、彼を遊びへと連れ出して行った。



それでも彼は、

どこか自分が他人とは違うと理解していて、

何かが足りないと明確に分かっていて。



そんな風に空虚感を抱えながら、彼は『大人』へとなっていった。



『愛』も知らず、『心』も知らず。



身体だけが成長していって、

いつしか彼は歪になった。



温もりを求めて女を抱き、

繋がりを求めて夜を彷徨い、

存在の意味を探して喧嘩に明け暮れる。



そんな風にして、

心を置き去りにしていった、

不器用で不安定な『子供』になった。








*☼*―――――*☼*―――――*☼*―――――*☼*―

お久しぶりです。

久々の更新ですね、ハイ...。

リクエストはこんな感じで始めてみたのですが、

いかがでしょうか?


完全に書き上がってる!という状態ではないので、

ま、ゆるーく更新していこうかなー。なんて思ってます、ハイ。


灰崎くんの家族捏造や、家庭環境捏造がありますので、ご注意ください<(_ _)>


ではでは。またの機会にお会いしましょう。笑

P.S
次の話は、多分、すごく短いですのでご注意ください

はいいろ。《憎悪》【灰崎 祥吾】→←2



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設定タグ:短編集 , 黒子のバスケ , ハイキュー   
作品ジャンル:恋愛
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旋律(ばく) - うっでぃさん» そしたら送ってね笑ですね笑今は私のことを一途に思ってくれてるもんね笑笑信じてるよ!うっでぃ笑← (2018年1月5日 15時) (レス) id: 11329ddbf5 (このIDを非表示/違反報告)
うっでぃ(プロフ) - 旋律(ばく)さん» 続きはご想像にお任せしますー...笑 考えたら、また続き書くよ 笑笑 オリジナルはご察しの通りです。過去の思いだけどね!! (2017年12月16日 23時) (レス) id: f04ffde496 (このIDを非表示/違反報告)
旋律(ばく) - うっでぃさん» 続きが気になる笑笑ここからどーなるのって笑考えたらまた教えてね!笑オリジナルはあやつかな??笑 (2017年12月16日 22時) (レス) id: 11329ddbf5 (このIDを非表示/違反報告)
うっでぃ(プロフ) - フランさん» リクエストありがとうございます!時間はかかると思いますが、精一杯書かせていただきますね!! (2017年12月14日 20時) (レス) id: f04ffde496 (このIDを非表示/違反報告)
フラン(プロフ) - 男前なレオ姉書いて下さい! (2017年12月14日 0時) (レス) id: 0b24153201 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:うっでぃ | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年8月11日 15時

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