＃Dragon eyes…139 ページ48
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心の底からそう思えるほど、敵の滅殺は容易だった。
まず、部屋に潜んでいた短刀・脇差部隊を突破した。
そのあとは成り行きだ。
城内の時間遡行軍を一掃し、外に出てからはひたすらに、敵を斬りまくる。
その際、ちょっとびっくりしたのが――。
『おまっ、...何だよその手甲に甲冑！？いつもの腰布は！？』
「そうか。お前に見せるのは初めてだったな」
伽羅の戦装束と戦い方が、私の見慣れないものに変わっていたこと。
心なしかドヤ顔を決めているのが癪に障るが、
成る程言われてみれば、私が知っている伽羅よりも、少々強くなっているようだ。
右手に嵌めた、竜の爪のような手甲。
肩を固めた甲冑は、黒々と月明かりを反射している。
風に揺られる、あの赤い腰布がなくなってしまったのが少しばかり物足りないが、...しかし。
「お前が本丸に顕現する前に、俺は極になる為の修行に出た。...が、お前のことは、昔のままの俺として迎えたかったんでね」
『...！』
「最初から、"俺の方が早かった"――...。それだけのことだ」
『...は？』
何が、とは、聞き返せなかった。
何がどう早かったのか。
出かかった言葉を、私はなぜかそのまま飲み込んでしまった。
伽羅は言いたい事だけ言って、さっさと敵陣に切り込んでいく。
――後からもう一度聞けばいいか。
その背中を追うように、太刀を振るった。
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＊紫苑＊(プロフ) - Ｒ−アル−さん» 一年半近くもお待たせしてしまい本当に申し訳ありませんでした……！更新はさせていただきます、大倶利伽羅と蒼天竜の道の果てをどうぞもう少しだけ見守ってあげてください！ (2022年1月7日 13時) (
レス) id: d8db5ba2d9 (このIDを非表示/違反報告)
＊紫苑＊(プロフ) - 鳴瀬さん» お久しぶりです！大変長らくお待たせしました……！確認したところ下書き中では完結となっていましたので、ここから整理して一気に放出してしまおうと考えています！もうしばらくお待ちくださいね…！ (2022年1月7日 13時) (レス) id: d8db5ba2d9 (このIDを非表示/違反報告)
Ｒ−アル−(プロフ) - さ、さ、作者様？？？“終わり”になってますが続きは無いのでしょうか・・・？（泣） (2020年10月13日 20時) (レス) id: 8b5171215e (このIDを非表示/違反報告)
鳴瀬 - 更新、ありがとうございます。続き、楽しみにしています。 (2020年5月13日 20時) (レス) id: 67ee969d2e (このIDを非表示/違反報告)
鳴瀬 - 最後まで、楽しみます。なので、体調に気を付けて頑張ってください。拗れに拗れているけど、そこが面白いです。伊達組、最高です。 (2020年4月23日 11時) (レス) id: 67ee969d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊紫苑＊ | 作者ホームページ：http://twitter.com/wakagi415
作成日時：2019年10月19日 21時
