家族のカタチ (ページ5)

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蒼詩side

空「んん…ゲホッ…ん、蒼兄？」

蒼「空詩、おはよ^^蒼詩だよ、具合はどう？」

空「なんか…ふわふわする」

蒼「熱が高いからね。ほかに辛いところはある？」

空「んー、頭痛い…あと…気持ち悪い」

蒼「そっか…しんどいね、戻しちゃいそう？」

空「わかんない…」

蒼「そっかそっか、じゃあ袋準備しておくね^^出そうになったら遠慮なくボクに声かけてね？」

体が弱い空詩。空詩だけじゃなくて楓詩、優詩も体調を崩しやすく、戻してしまうことが多いため、必要な袋やバケツ、ガーグルベースンや雑巾などは各部屋に準備されている。

ちなみに部屋割りは、ボクと楓詩、優詩と琥詩、父さんと空詩。

体が弱い兄弟が多いのでいつでも対応出来る部屋割りにしている。

空詩がいつ嘔吐してもいいように、袋を準備しておく。

少しでも気分が楽になるように背中をさすり、だいじょうぶ、だいじょうぶ、と声をかける。