♪第8話 ページ9
『えー……成功するか分からないよ?それに……恋愛感情ないし……。』
重「んっ!大丈夫っ!恋愛感情?そんなんこれから出てくんだろ!!それはそれでええから、とにかくやってみて!!」
『し、重岡くんー……。』
私はおそるおそる自分の顔を流星くんの綺麗な寝顔に近づける。
『りゅ、流星……起きなきゃ、チュ、チューするよ?』
重「キャー///」
淳「なに、この子っ!?」
流「ん……」
もぉー!!
私こんなキャラじゃないのに!!
反応は様々で。
まず、顔を赤らめて手で必死に隠して、もう明らかに照れているのは、この作戦を考えた張本人、重岡くん。
私の大胆な行動に目を丸くしているのは、なぜか私たちをスタッフの休憩所へ入れてくれた「淳太くん」。
そして、今目の前で、目を覚ましそうなのが流星くん。
重「月さん!月さん!」
『な、なんでしょ?』
重「ほんならさ……」
『ええっ!?ム、ムリだよぉー……』
重「大丈夫っ!いざとなったら助けるっ!」
『重岡くんと私の“いざとなったら”が違いそうで怖い……』
淳「なんか知らんけど、俺一応しげよりは常識もっとるから、大丈夫やで!」
重「そそっ!淳太おるし!!」
いや、常識もってるのなら、止めましょうよこの段階で!もう!
淳「やから淳太“くん”やろっ!何回言ったら分かんねん!」
重「ん〜、ひゃくおくかぁ〜い!!」
淳「その前に覚えろっ!」
重「も〜、そんなことよりさ、月さん、頑張って!」
『え〜、……う、うん……』
再び流星くんに近づく。
さっきより、少し近めに……。
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フタバ - 神ちゃんの「スイーツが彼女やもん!」て(笑)言うか??(笑)でも面白い!! (2017年8月15日 15時) (レス) id: 5aa66d0593 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ(プロフ) - 鏡とカーテンです!分かりましたかー? (2017年8月7日 11時) (レス) id: ec49a398ae (このIDを非表示/違反報告)
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