君へのメロディー。（R .F)

♪第２０話 ページ22

それからというもの、私の家からも荷物を運び終わり、シェアハウスと学校を行き来する生活も慣れた。

シェアハウスは、リーダーかつ、父親みたいな存在の中間淳太さん、アホだけど何事にも一生懸命な癒し系の濱田崇裕さん、ことあるごとにボケる明るい桐山照史さん、そして、流星くん、小瀧くん、私の６人であることも分かった。

今では、中間さんを淳太くん、濱田さんをはまちゃん、桐山さんを照史くん、流星くんは呼び捨てで、小瀧くんは、のんちゃんと呼ぶようになった。

あ、あと、重岡くんも。

重岡くんはね、｢しげかニコニコ天使ちゃんって呼んでやー！！｣って言ったから、しげって呼んでる。

のんちゃんとひたすら仲のいい神山くんとも親しくなった。


友達が一気に増えたんだ。


全てはあの星形カードと、七夕のおかげ。


……あ、流星が呼んでる。


流｢なぁ、俺、ギター弾けるようになったんやで！！｣

『へぇっ！！』

流｢聞いててや？これはAのために練習したんやから。｣

『はいはい。(笑)』



いつ聞いても飽きないあの歌に、私は静かに目を閉じる。



fin………………

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