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24.似てるけど違う味 ページ25

〜Chara side〜



A「あ、これ?私さ、エプロン持ってないからね、母さんの貰ったの。お下がり。でもちょっとぶかぶかなんだよね〜」


Aのその言葉を聞いて、もう一度エプロンを見る。確かにAのサイズにしては大き過ぎる。これじゃあ動きにくいだろうな。

それを見てた母さんがAに話しかける。


Toriel「安心して、A。明日までにはあなたの大きさに合わせてあげるわ」

A「ほんと?いいの母さん?」

Toriel「えぇ、もちろん!」


ははっ…これでAは毎日料理を作らないといけなくなったね。


A「さあ、みんな食べて!母さんの料理!」

Toriel「…と、Aの料理ね!」


母さんの料理と、Aの料理?……あぁ。わかった。この料理の中に、Aが作ったものがあるんだね?


A「えっとぉ……実はね、この中に…私が作ったおかずが一個あるんだよね〜。わかるかな?」


見た目ではわからない。なら味で考えるか。


Toriel「それじゃあ、食べましょうか。」


『いただきます』。みんながそう言うと同時に自分の皿におかずを取って行く。


とりあえず私は全てのおかずを取って食べて行く。


………うん、美味しい。母さんの味だよ。
でも二つ、違う味があった。


その内の一つがAの料理だとしても………もう一つの方も母さんの味じゃないんだよな……


そう思った私は、隣に座って食べている母さんにこっそり聞いてみる。


Chara「ねぇ、母さん。」

Toriel「どうしたの、Chara。」

Chara「…Aの料理、二つあるよね?」

Toriel「まぁ!何でわかったの?」

Chara「母さんの味とは違うからね。」

Toriel「あら、そうかしら。調味料の分量とかは私と同じにさせたのよ?それでも味が違うものなのね!」


二人の料理はとても美味しくて…私達はあっと言う間に食べきった。


Asgore「美味しかったよ、二人共」

Asriel「うん、美味しかった!」

Chara「ありがと。母さん、A。」


それを聞いてたAがふと私達に聞く。


A「ねぇ、私が作った料理、どれかわかった?」


その言葉を聞いて首を傾げるAsと父さん。うそだぁ…全然違ったじゃないか。


A「Charaは?わかった?」


Aが私の方を見て聞いて来る。


Chara「もちろんわかってるさ。

……これと、……これ、だろう?」


私は料理が入ってた皿を指差す。
するとAが驚いた表情をした。


え…?もしかして、私、間違えた……?

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御影双葉(プロフ) - nefyさん» コメントありがとうございます。今後も頑張りますので、ぜひ見て行ってください! (2017年4月6日 12時) (レス) id: 33e6ec98fc (このIDを非表示/違反報告)
nefy - 頑張ってください! (2017年4月5日 22時) (レス) id: 4723fd4634 (このIDを非表示/違反報告)
御影双葉(プロフ) - kannaさん» オリフラの事ですが、本当ですね、気付きませんでした。教えてくださり、ありがとうございます!今後も更新頑張りますので、ぜひ見て行ってください!! (2017年3月14日 3時) (レス) id: 7895be0f36 (このIDを非表示/違反報告)
kanna - オリフラついてますよ〜 たのしく読まさせて貰ってます 今後も頑張って下さい! (2017年3月14日 2時) (レス) id: 27ee5a8e79 (このIDを非表示/違反報告)
御影双葉(プロフ) - 美秋さん» 美秋さん、コメントありがとうございます!これからも頑張って更新しますので、ぜひ見てくださいね! (2017年3月1日 23時) (レス) id: d6a085d8cb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:御影双葉 | 作成日時:2017年2月26日 23時

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