43話~no side~ ページ44
二人がアメリカに経って半年が過ぎた。
FBIでの仕事はなかなかタフでいないといけないという事が身にしみて分かってきた安室。
今は何故か赤井と同じアパートに同居中。
安室「なんでお前と同じ部屋に……。」
赤井「まだ言ってるのか……君も案外子供だな。」
安室「なんだと!」
安室が1人イライラしながら用意していてサンドバッグを殴っていた。
赤井はそれをクスクスわらいなが見ていたのだが時計を見ては何か思い出したようだった。
赤井「そういえば今日だったな……新一の知り合いが俺達に会いに来るのは。」
安室「……あぁ……確か11時ぐらいだったはず……あと30分か。」
昨日二人が絶対的信頼を置いている工藤新一から国際電話がきた。
1つは新一自身が大学の長期休みを使ってこちらに来るという内容と新一の知り合いで赤井と安室に会いたいという人物がいるから会ってほしいという内容。
新一の知り合いで二人が知らない奴なのかはたまた知ってる奴なのか知りたくて聞いたがその日のお楽しみと言われていたためその人に会えるのを実は結構楽しみにしていた。
支度を終えた二人は集合場所に向かう。
集合場所はワシントン記念塔の近くということらしいが観光地でもあるココは人がたくさんだった。
赤井「この中から俺達を探すとなるとよほど俺達のことを知ってるやつじゃないと無理だな。」
安室「ていうことは……知り合いか。」
赤井「しかし、新一が楽しみにさせるほどの知り合いなんて……いるとは思えないが。」
安室「ならますます気になるな……その相手が。」
あたりをキョロキョロ見渡しても観光客ばかりだった。
すると後ろからトントンとされた安室は振り返ると目を見開いた。
大きな帽子をかぶって顔が見えないが背格好と髪の色を見てずっと想い続けていた愛しい人にしか見えなかった。
様子がおかしいと思い赤井も振り返れば同様のことを思ったらしく目を見開いていた。
赤井「A……。」
安室「Aさん?」
女「えっ……違いますけど……ここへの行き方教えて欲しくて。」
名前を言われ顔を上げた女性の顔は愛しいAではなかった。
女性はパンフレットとみたいなものを見せながら行き先を訪ねてきたため安室は一言謝り丁寧に行き方を教えていた。
女性が離れて友達のところに行ったのを見ては二人はため息をついた。
赤井「いるわけが無い……アイツが。」
安室「ハハッ……何を夢見てんだ僕は。」
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An - いつも楽しく読ませていただいてます!番外編もぜひ読見たいのでパスワード教えて貰えると嬉しいです! (2023年3月28日 2時) (レス) @page49 id: 385854f66d (このIDを非表示/違反報告)
くろ - 素敵な作品でした!番外編もみたいのでパスワードお願いしますm(_ _)m (2022年6月28日 12時) (レス) @page49 id: f9d2266a9a (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 素敵な作品でした!もっと読みたいので番外編のパスワード教えて下さい! (2022年5月4日 22時) (レス) @page49 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - 番外編みたいので、パスワード教えてほしいです! (2022年4月6日 15時) (レス) @page49 id: 9896c6f794 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 素敵な作品ですね!番外編みたいのですがパスワード教えてください (2021年9月9日 15時) (レス) id: 3be6911036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラブゴリ | 作成日時:2018年2月18日 0時