39話 ページ40
暗闇の中私は歩いていた。
誰もいない寂しい場所。
少し向こうに一筋の光が見えて近づくと男性が二人が私に向かって手を振って離れていってしまった。
慌てて追いかけても追いつかない……そして見えなくなってしまった。
『ん……ここ……は……。』
志保「っ……目覚めたのねっ……私のことわかる?」
『えっ……もしかして……哀ちゃん?』
志保「そういえば今は元の姿だったわね……そうよ……本名は宮野志保。」
『そっか……それより私なんでここに……。』
志保「覚えてない?」
『……確か銀髪の奴らに捕まって……そこにコナン君も来て……あと……二人いた……。』
志保「その二人……わかる?」
『……ううん……わからない……顔にモヤがかかって思い出せない。』
志保「そう……。」
私がそういうと志保ちゃんはすごく悲しそうな残念そうな顔をしていた。
この二人のこと忘れてしまったのがそこまでいけないことなのかと思いながら不思議そうに見ているとドアが開いて新一君が入ってきた。
『新一君……助けてくれたんだね。』
新一「えっ……俺じゃないんだ、助けたの。」
『えっ……じゃあ誰が。』
するとまたドアが開いて入ってきた二人の男性。
お二人共とてもカッコいい方だったがどこか悲しそうな顔をしていた。
新一「この二人が助けてくれたんだ。」
『そうなんだ、すいません……見ず知らずの私なんかを助けてもらって……お陰で助かりました。』
安室「いっいえ……気にしないでください。」
赤井「倒れていれば……誰でも助ける。」
『お優しいんですね……お二人は。』
私が微笑んでそういうと二人とも目を見開いてから下を俯いてしまったのを見て何か悪いことでも言ったのかなと思い手を伸ばそうとすれば二人とも駆け足で病室から出ていってしまいそれを追って新一君も出ていってしまった。
『私悪い事言ってしまったのかな……それなら謝らないと。』
志保「いえ、そんなことないから大丈夫よ。」
『そう?ならいいんだけど。』
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An - いつも楽しく読ませていただいてます!番外編もぜひ読見たいのでパスワード教えて貰えると嬉しいです! (2023年3月28日 2時) (レス) @page49 id: 385854f66d (このIDを非表示/違反報告)
くろ - 素敵な作品でした!番外編もみたいのでパスワードお願いしますm(_ _)m (2022年6月28日 12時) (レス) @page49 id: f9d2266a9a (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 素敵な作品でした!もっと読みたいので番外編のパスワード教えて下さい! (2022年5月4日 22時) (レス) @page49 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - 番外編みたいので、パスワード教えてほしいです! (2022年4月6日 15時) (レス) @page49 id: 9896c6f794 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 素敵な作品ですね!番外編みたいのですがパスワード教えてください (2021年9月9日 15時) (レス) id: 3be6911036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラブゴリ | 作成日時:2018年2月18日 0時