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35話 ページ36

私とコナン君とジンは瓦礫のせいで向こうに行けなかった。



赤井「チッ……。」


安室「クソっ!」


二人は頑張って瓦礫を取り除こうとしているみたいだけど小さな瓦礫なら何とか大人でも取れるがあいにく落ちてきた瓦礫は大きなものばかり。
何かどかす機械がなければ無理だ。


ジン「ふっ……これで俺達だけだ……お前らに捕まるくらいなら……死んだ方がマシだ。」


そういう言葉が聞こえて慌てて振り返った時にはもう忍び込ませていた拳銃で自滅していた。
コナン君は悔しそうにしながらも私の体によじ登って繋がれていた鎖を取ってくれた。


『ありがとう、コナン君。』


コナン「うん……体大丈夫?」


『まぁ何十発も体蹴られたり殴られたりしたから痣だらけだし……痛いけど大丈夫。』


コナン「どうしようか……。」


『上の方に少しだけ隙間がある……小さくなったコナン君なら通れるはず。』


コナン「Aさんは?」


『……この瓦礫じゃ重機が来るのを待つしかない……だから待ってる。』


安室「いえ!今から助けてみせます!」


赤井「お前一人にさせるわけがない。」


そう言って何とか瓦礫をくずそうとしているのが感じられ涙が出そうになった。
でも、ジンはきっと爆弾をひとつだけなんて付けてない。
時間差でまた爆発させて全てを崩壊させると思う。
それなら早く3人を安全な場所に。


『コナン君……いや……新一君。』


コナン「っ!なんで……。」


『何となく前から気づいてはいたから……お願いがあるの。』


コナン「なに?」


『あの二人と一緒に……この建物から避難してほしいの……。』


コナン「Aさんは?」


『……何とかするから……お願い。あなたと……あの二人を巻き添いにしたくない……。』


コナン「わかった……でも絶対に、生きてよ!」


『うん……。』


コナン君と約束をして痛む体にムチを打ってコナン君を持ち上げて上の隙間から通していく。
着地した音を聞けばその場に座り込む。


『コナン君……お願いね。』


コナン「うん!……行くよ二人とも!」


安室「ダメだ、あなたを1人置いていくなんてっ」


赤井「お願いだ……。」


『ちゃんと生きてますから……生き延びますから……助けに来てください……それまでの間さよならです。』


そして2度目の爆発が起きてコナン君がなんとか二人を引っ張って行ったのか足音が遠くなっていく。
そして崩壊。

36話~新一side~→←34話



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An - いつも楽しく読ませていただいてます!番外編もぜひ読見たいのでパスワード教えて貰えると嬉しいです! (2023年3月28日 2時) (レス) @page49 id: 385854f66d (このIDを非表示/違反報告)
くろ - 素敵な作品でした!番外編もみたいのでパスワードお願いしますm(_ _)m (2022年6月28日 12時) (レス) @page49 id: f9d2266a9a (このIDを非表示/違反報告)
しろ - 素敵な作品でした!もっと読みたいので番外編のパスワード教えて下さい! (2022年5月4日 22時) (レス) @page49 id: 1bd364c53c (このIDを非表示/違反報告)
ふわり(プロフ) - 番外編みたいので、パスワード教えてほしいです! (2022年4月6日 15時) (レス) @page49 id: 9896c6f794 (このIDを非表示/違反報告)
のん - 素敵な作品ですね!番外編みたいのですがパスワード教えてください (2021年9月9日 15時) (レス) id: 3be6911036 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラブゴリ | 作成日時:2018年2月18日 0時

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