大人になっちゃった！【名探偵コナン】 (ページ9)

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8話ページ9

ｺﾅﾝ「この人は沖矢昴さん……大学院生なんだよ。」

沖矢「はじめまして。」

『はじめまして、仁科Aです。』

ｺﾅﾝ「昴さん凄く頭が良くてホームズが好きなんだ……Aさんのこと話したら力になりたいって。」

『そうなんですね……えっホームズ好きなんですか！？私も大好きなんです。』

沖矢「っ……そうなんですか、良かったら今度ホームズについて語り合いませんか？」

『はい！是非』

ｺﾅﾝ(すごい無邪気に笑うな……子供みたいだよな。)

まさかホームズ好きの人がいるんなんて。
お父さんは好きだったけどお母さんは字が多いのは苦手とか言ってホームズについて語れなかったからものすごく嬉しい。

沖矢「それでどこまで話は進んだんですか？」

ｺﾅﾝ「Aさんがそのふたりを思い出せない理由は思い出したくないんじゃないかって……。」

降谷「……Aさん……Aさんはお酒飲みますか？」

『えっいえ……飲みませんけど……お酒の名前とかなら知ってます。』

降谷「そうですか……例えばバーボンとかライというのは知ってますか？」

『っ……バーボン……ライ……。』

安室さんがお酒の名前を言ったとたん私の頭の思考が止まってしまった。
どこかで聞いたことある。
お酒の名前とかじゃなくて誰かの名前として。
思い出そうとすると頭が痛くなり頭を抑える。

ｺﾅﾝ「Aさん？大丈夫？」

『バーボン……ライ……くっ！』

沖矢「スコッチ……。」

降谷「っ！」

『っ……スコッチ』

スコッチという名前を聞いて頭の中に色んなものがフラッシュバックしてきた。
目の前に男の人が血を流して倒れていてその事で口論している2人の男性。

『っ……スコッチ……あっ……あっ……いやぁぁあ！』

私はそこで意識を飛ばしてしまった。