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14話 ページ15

あれからすぐに沖矢さんと安室さんからメールが来た。
プレゼントを一緒に選んでくれてありがとうという内容と怪我は大丈夫なのかというメールだった。
本当に2人はとても優しくて少し過保護なところがあるような気もする。
私が探してる人も2人みたいに優しい人だといいな。
今日は沖矢さんの家に呼ばれた。
なんでも話したいことがあると……それも夜に。


『こんばんわ。』


降谷「こんばんわ。」


『安室さん!……あれ、安室さんと沖矢さんってあまり仲が良くないって聞いてますけど。』


降谷「えぇ……でも今回はそういう訳にもいかないので。」


『ん?』


赤井「待たせたな。」


後ろから今まで聞いたことのない低い男性の声が聞こえてきて振り返るとニット帽をかぶったこれまたかなりカッコイイ男性が立っていた。


『えーっと……どちらさまですか?沖矢さんは?』


赤井「沖矢昴は俺が変装してる時に使ってる名前だ。」


降谷「やはり沖矢昴は貴様だったのか。」


赤井「あぁ。」


『えーっと……じゃあ貴方は?』


赤井「俺の名前は赤井秀一……お前が探してる男の1人だ。」


『えっ……。』


降谷「ちなみにいうが僕の名前も安室透ではなくて本当は降谷零。」


『えっ……。』


頭がパニック状態に陥った。
どういうことだ?
沖矢昴というのは変装してる姿であって実在しなくて本当は赤井秀一。
安室透も本当は降谷零というのが本名。
私の探してた人はずっと目の前にいたってこと?



『どうして……。』


赤井「教えれなかったのは悪かった……だが俺たちの本名を知ってて探しにくるのは大体敵だと思い少し様子を見ていた。」


降谷「でも君はやっぱりあの時の君だった。」


『えっ……。』


赤井「ライ……バーボン……スコッチ……そしてギムレット。」


『っ!!』


最後の名前を聞いて私の頭の中で何かがはじけた。
そうだ私は2人を知ってる。
忘れちゃいけなかった2人を知ってた。

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宿敵さん - とっても面白いです!!更新楽しみに待ってます!!! (2018年4月10日 21時) (レス) id: 65d2e31131 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ラブゴリ | 作成日時:2018年3月25日 0時

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