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十一話 ページ9

家の包帯が切れたからしのぶに包帯を貰ったんだけど、例のかまぼこ兄妹がいるみたいだから見に行こうとおもうんだよね








「苗字がかまぼこってめずらしいな」









煉獄とか悲鳴嶼とか不死川ってめっちゃ強そうだけどかまぼこだよ?弱そうじゃん









「強いの期待してたんだけどなあ」









期待外れだなあ









ぴくっ









「実弥の、気配」









なんだ来てたなら言ってよ









「そこの曲がり角の十メートル奥、こっちに進行中」









曲がり角から出てくるのに合わせて驚かせてやろう









来るぞ、来る









今だ!!








「実弥!!!!」









ばあっ、と言って驚かしたつもりなんだけど、









「兄貴の御知り合いですか?」









そこには怒り狂う実弥じゃなくて顔を真っ赤にした男の子が立っていた









「実弥だと思ったんだけどなあ」









人違いごめんね、と言って去ろうと思った









「お、俺は兄貴、風柱不死川実弥の弟の不死川玄弥です」









私の隊服の裾を掴んで宣言された









「お、おう」









「そっかそっか玄弥ね、弟ね」









実弥の弟だって、世間は狭いねえ









「え?弟?」









水無月A理解が追いつきません

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作者名:フウカ | 作成日時:2020年8月13日 17時

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