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―五条悟said―



任務帰りに住宅街を車で走っていれば相当な呪力を感じて僕は声を上げた



「伊地知、止めて」



「ハイッ」



伊地知の車から降りれば呪力を追って一軒の家の前に辿り着いた



電気も付いてないから呪霊が暴れているのかと思い、そっとドアを開けて家に入った



リビングに入れば一人で俯いている少女が



この子から出る呪力だったのか



僕は震えている彼女に声を掛けた



「ごめんね、ちょっと聞いてもいい?お母さんとお父さんは?」



僕が聞くといない、と小さな声で言う彼女



彼女は残穢、という言葉を発した



僕はこの子が呪霊が視えることを確信して、少し話した



呪術師、という単語を出した瞬間、呪力量が増えたので何かあるな、と思って聞こうとすれば伊地知から電話が入った



僕はこの子に僕の電話番号を書いた紙を渡して、何かあったら連絡して、と伝えて家から出た



あ、名前聞くの忘れた



ま、いいでしょ。呪術師っていうワードに反応したなら僕に何かしらアクション起こすはずだし



伊地知「(五条さんがニヤついてる…)」

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作者名:スズ | 作成日時:2022年4月29日 17時

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