俺の妹とか聞いてない【呪術廻戦】 (ページ1)

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始まりの序章ページ1

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五条先生から冷たく放たれた一言に私の背中は凍りついた

――偽名だよね、それ

「何言ってんの？先生」

「任務続きで頭バグったんじゃない？」

「…先生、態々教室に呼び出して冗談は勘弁してください」

同級生は五条先生が冗談を言っている、と思い込んでおり呆れたような表情をしていた

「スズ、答えて」

私の目の前で目隠しを付けたまま無表情で佇む先生に私は恐怖を覚えた

私はただ、無言で次の言葉を待つ

「…え、まじなの？」

私と五条先生の間に流れるピリッとした空気に気付いたのか、虎杖が言葉を発した

「…ちょっとスズ？答えなさいよ」

『…答えなきゃ駄目？』

軽く上目遣いで五条先生を見やれば無言で私の両手首を黒板に押し付けて拘束した

「いいから、答えろ」

珍しく言葉を荒げる先生に私は自分の名前を呟いた

二度と言いたくない名前を

『…伏黒…スズ』

「「「「…はぁ！？」」」」