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『オイオイオイオイ、オメーよォ、最期の言葉がそれでいいのか?アン?フーゴと相討ちにさせてやろうか?』
敵_ジーノの声がAの苛立ちを逆撫でするような事を言う
ピクリと動いた眉間を抑えながらAは毒ガスのため息を吐いた
「煩いって、これでお前に言うのは二度目になる訳だが_ジョルノが言うには無駄はいけない事何だってよ、分かる?無駄はいけないんだ、それをやるっていうのはお前はいけない奴だって事になる」
Aは黒いグローブをつけた手を自分の口の中に入れ、一回、二回、と歯形をなぞった
白くて輝かしい健康的な歯から突如ドロリ、と紫色の液体が垂れる
口の端から垂れた液体が地面に落ちた
すると落ちた場所のカーペットがみるみるうちに蒸発する
フーゴに取り憑いたジーノはその様子を見てゾクリ、と背中に悪寒が走るのを感じた
『テメェッ!まさかフーゴの体ごと俺をやっちまう気じゃあねぇだろうな!?言っとくけど群体型のスタンドだぜ?オレに来るダメージはその少しばかりだッ』
Aは狼狽えるような声を上げるジーノに向かって憐れみのような哀しい瞳を向けた
「お前の敗北の原因は無知だ。自分の能力についてまだ知らないことがある。そして私たちの能力についてもだ、勉強不足なんだよ」
『言いたいこと言いやがってッ!ルシェロの為にもテメーには絶対死んでもらうぜッ!』
ルシェロ_
聞き覚えのないその名前にAは疑問に思う
一体コイツらは何を目的として自分を狙っているのだと
「アンタ、名前何」
『なんだよテメェ、そんな事聞いてどうするつもりだッ』
Aは口角を上げながらフーゴの方を見た
「これから始末する奴の名前くらい知っておきたい主義でね」
その言葉を聞いて、フーゴが怒りに満ちたような表情を浮かべる
『_ッ!パラサイト・デイ!Aの脳ミソを食い破れッ!』
「残念でした、それは出来ないよ」
叫ぶフーゴの胸ぐらを掴んで自分の方へ引き寄せる
フーゴに取り憑いたジーノは何があったのか分からないような声を上げる
そんな彼にお構い無しでAはフーゴの口を自分の口で覆った
『うぅ_ぐっ』
そのまま地面に倒れ込み、Aはフーゴの口にしきりに食らいついている
一分程そうしているとフーゴの体がビクビクッと痙攣してだらり、と項垂れた
「ふぅ_効いたみたい」
口を放したAの口元からは唾液ではなく紫色の毒が垂れていた
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泡沫(ひゅーず)(プロフ) - はしまきさん» 護衛チームでナランチャの絡み多数ですね!了解しました(^^) (2018年11月25日 18時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
はしまき(プロフ) - 泡沫(ひゅーず)さん» ありがとうございます!字数制限で書けなかったのですが当方ナランチャ推しでして厚かましいのですが絡みを多くというのもリクエストに追加してもよろしいでしょうか?無理でしたら構いません! (2018年11月25日 18時) (レス) id: b90d5ba7ae (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(ひゅーず)(プロフ) - はしまきさん» はしまきさん初めまして〜!ホントに勿体無いお言葉ありがとうございます!リクエスト了解です、ありがとうございます! (2018年11月25日 17時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
はしまき(プロフ) - はじめまして、こちらの作品とても楽しく読ませていただきました(^-^)もうすでに他の方が言っているのですが本当に原作を読んでいるかのようでした!もしよろしければ護衛チームと夢主の絡みがみたいのですがリクエストよろしいでしょうか?更新、がんばってください! (2018年11月25日 17時) (レス) id: b90d5ba7ae (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(ひゅーず)(プロフ) - nagiさん» nagiさん初めまして!ミスタホントに好きなのでカッコよく書けるように頑張ってます(笑)リクエスト了解です!(^^) (2018年11月25日 17時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にいみ | 作成日時:2018年11月14日 22時