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「ブチャラティ、俺はもうこの隠れ家はやばいと思う...このブドウ畑はな!!すぐここを出るべきだぜッ!」
先程の苦しい感覚は何だったのだろう
変な感覚に苛まれたフーゴは頭痛のする頭を抱えながらアバッキオとブチャラティの背中を眺めた
ポルポの遺産を無事手に入れ、幹部になったブチャラティに最初に課された任務は_ボスの娘の護衛だった
そして、任務中買い出しに出掛けたナランチャが暗殺チームのホルマジオという男に襲われ帰って来たのだ
フーゴはナランチャの失態に頭が痛くなる思いだった
恐らくそれの所為で変な感覚になっていたのだろう
フーゴはブチャラティに隠れ家を変えるべきだという意向を伝える
だがフーゴの意見に反してジョルノはナランチャを擁護するような意見をいい放つ
アバッキオはジョルノを快く思っていなかった所為か、ジョルノにいちいち突っかかっていた
その直後にジョルノの言った通りのことが起こり、アバッキオは何も言えなくなる
その様子を眺めながらAが少し笑った
馬鹿にするような笑いではなく、何処か微笑ましそうな笑みだった
「アバッキオって何でジョルノにあんなに目付けてンだろーね」
「さぁ、ムカつくんじゃあ無いんですか?ブチャラティに変に信頼されてる彼が」
「そうなのか_でも、それはフーゴも同じなんじゃあないの?」
_まただ
フーゴは先程感じていた妙な感覚から地獄に突き落とされた様な恐怖を感じた
フーゴはガクガクと震える体を必死に抑え込みながらAに向き直る
「僕は_僕は違いますッ!僕はジョルノにそんな感情を抱いたことは一度もないッ」
必死な弁解にラグーン号の時と同じ冷たい目をしたAがじろりとフーゴを見定めた
「そうなのかなァ、フーゴってブチャラティと居る時間がこのチームの誰よりも長いじゃない?なのに自分以上に信頼されてるジョルノが心のなかでは嫌いなのよ」
「何でお前は、俺にそんな分かったような口を訊くんだッ」
フーゴの怒りは頂点に達していた
容赦なく彼女へパープル・ヘイズを向ける
彼女は自分のスタンドも出さずにただパープル・ヘイズをその空っぽな瞳で見つめていた
周りのメンバーは時が止まっているように二人に干渉しない
「フーゴ、アンタは弱い。だからボートにも乗れなかったの_」
「俺は_本当は僕も乗りたかったんだ」
「もう遅いよ」
突き放すようにAに奈落へと蹴落とされる
フーゴは這い上がることも出来ずただ堕ちていった
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泡沫(ひゅーず)(プロフ) - はしまきさん» 護衛チームでナランチャの絡み多数ですね!了解しました(^^) (2018年11月25日 18時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
はしまき(プロフ) - 泡沫(ひゅーず)さん» ありがとうございます!字数制限で書けなかったのですが当方ナランチャ推しでして厚かましいのですが絡みを多くというのもリクエストに追加してもよろしいでしょうか?無理でしたら構いません! (2018年11月25日 18時) (レス) id: b90d5ba7ae (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(ひゅーず)(プロフ) - はしまきさん» はしまきさん初めまして〜!ホントに勿体無いお言葉ありがとうございます!リクエスト了解です、ありがとうございます! (2018年11月25日 17時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
はしまき(プロフ) - はじめまして、こちらの作品とても楽しく読ませていただきました(^-^)もうすでに他の方が言っているのですが本当に原作を読んでいるかのようでした!もしよろしければ護衛チームと夢主の絡みがみたいのですがリクエストよろしいでしょうか?更新、がんばってください! (2018年11月25日 17時) (レス) id: b90d5ba7ae (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(ひゅーず)(プロフ) - nagiさん» nagiさん初めまして!ミスタホントに好きなのでカッコよく書けるように頑張ってます(笑)リクエスト了解です!(^^) (2018年11月25日 17時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:にいみ | 作成日時:2018年11月14日 22時