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幹部のポルポが暗殺されたのか、自 殺したのか、それは定かではなかったが、"死んだ"という情報が入った
そしてブチャラティはチーム全員にポルポが生前に彼に命令して隠させたという隠し財産を取りに行くと宣言する
隠し財産の価値は相当のもので、その時チーム全員がブチャラティは幹部にのしあがれると確信する
＿底無しの深い眠りのなかでフーゴはラグーン号で交わしたある会話を思い出す
「気持ちいいですね」
「海、好き？」
んー、と気持ち良さそうに伸びをするフーゴに雑誌を読みながらAが尋ねる
リストランテでも読んでいたファッション雑誌だ
そんなに面白いのか、と思いながらフーゴはまぁ、と曖昧に答えた
英才教育を幼い頃から受けさせられていた彼は遊んだ記憶があまりないので海にもあまり深い思い出がない
だから好きか嫌いかと問われてもどちらでもなかった
聞き手の彼女でさえも興味なさ気に私も、と答える
フーゴはじゃあ何故聞くんだ、とAの意図が分からなくて敢えて尋ね返した
「じゃあ、A＿アンタの読んでるその雑誌、ずっと読んでいるけどそれはそんなに好きなのか？」
「＿好き、これも大切な思い出だから」
何かを悟った様な顔をしてAがフーゴを見つめる
僕にとっての大切な思い出
それはブチャラティ達と過ごした時間だった
彼女の瞳からフーゴは今まで見たことのない深く暗い寂寥と闇を感じて無意識に後退った
フーゴは彼女に対して感じたこともない恐怖をその時初めて感じた
彼女が人を殺すところを間近で見たときには何も感じなかったはずなのに
「A？」
「フーゴ...アンタはさぁ、ブチャラティが死んだのを知らせで聞いたんだろ？」
違う、何かが違う
ブチャラティならそこにいるじゃあないか＿とフーゴは声を上げるも船の向こう側、いつまでも続く水平線を眺めるブチャラティは決して振り返らない
フーゴは全身から嫌な汗が吹き出すのを感じた
指先はピクピクと震え、心臓の音が頭まで響いてくる
「フーゴ、アンタはどう思った？私らに着いてきたかったのか、それとも残ってよかったって思ったのか」
「ぼくは...ぼくは」
半年前、フーゴは分かった筈だった
ナランチャの言葉の意味がやっと理解できた＿筈だった
自分の意思を伝えようとしても彼女の狩人のような冷たい視線に射抜かれ身動きが取れない
誰か＿
助けを乞うように空へ手を伸ばすがそれは何処にも届くことなく、ただ虚空を掴んで虚しく消えた
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泡沫(ひゅーず)(プロフ) - はしまきさん» 護衛チームでナランチャの絡み多数ですね！了解しました(^^) (2018年11月25日 18時) (
レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
はしまき(プロフ) - 泡沫(ひゅーず)さん» ありがとうございます！字数制限で書けなかったのですが当方ナランチャ推しでして厚かましいのですが絡みを多くというのもリクエストに追加してもよろしいでしょうか？無理でしたら構いません！ (2018年11月25日 18時) (レス) id: b90d5ba7ae (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(ひゅーず)(プロフ) - はしまきさん» はしまきさん初めまして〜！ホントに勿体無いお言葉ありがとうございます！リクエスト了解です、ありがとうございます！ (2018年11月25日 17時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
はしまき(プロフ) - はじめまして、こちらの作品とても楽しく読ませていただきました(^-^)もうすでに他の方が言っているのですが本当に原作を読んでいるかのようでした！もしよろしければ護衛チームと夢主の絡みがみたいのですがリクエストよろしいでしょうか？更新、がんばってください！ (2018年11月25日 17時) (レス) id: b90d5ba7ae (このIDを非表示/違反報告)
泡沫(ひゅーず)(プロフ) - nagiさん» nagiさん初めまして！ミスタホントに好きなのでカッコよく書けるように頑張ってます(笑)リクエスト了解です！(^^) (2018年11月25日 17時) (レス) id: 9351272389 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にいみ | 作成日時：2018年11月14日 22時
