俺の気持ちに気付いてる？【房野史典】

＃８ ページ8

吉：あれ、房野早いね。

房：まぁね…

吉：あの、この後さ、話しがあるんだけどいい？

房：…あ、うん。



嫌な予感がするな…






そして、本番になり、


俺らの漫才がスタートした。



〜３分後〜


「どうも、ありがとうございましたー。」



今日も沢山の人を笑わせて、

俺らの漫才は終わった。


吉：ふぅー…

房：はぁー…

吉：じゃあ、ちょっといい？

房：あぁ、うん。


よっさんと俺は、楽屋に行った。


房：…で、何？話って。

吉：えーっと…まぁ、マネージャーのAとな、ちょくちょく飯行ったりしてたんだわ。

房：…うん。

吉：そんで、だんだん仲良くなってさ…









今、付き合ってんだ。






もう、分かっていた。

前から仲良かったし、

昨日だって見たしね。




房：そっか…

吉：…うん。

房：ま、仲良くやんなよ。

吉：あぁ…。

房：俺も薄々気付いてたし。

吉：そうだったんだ…。

房：うん。
ちょっとコーヒー買ってくる。

吉：あ、うん…。




神様、なぜ俺はこんな辛い思いをしなければな

らないのでしょうか。

もし、これが俺の試練なのだとしても、

辛過ぎます。

なぜAを好きになってしまったのでしょうか？

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