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一話目 ページ3

sha side


この学校に入って2回目の桜の舞う季節

校長や来賓やらの欠伸が出るような話を聞き流し、廊下に張り出されたクラス分けの紙を見る。
俺はそこそこ背は高い方なので、普通に見ることが出来た。


今年はD組か。

同時に去年同じクラスだった友人の名前を探すが、見つからない。




「あれ、シッマの名前ない…ってことはクラス違うんか」




「あ、俺B組やったわ、残念やな〜シャオロン
、俺がおらんくなったからって泣くなよ!」




「泣くわけないやろチワワが。クラス別れてせいせいするわ!」





友人とそんな軽口を叩きながら、それぞれの教室へ向かう。
D組の扉を開けると、まだ余り集まっていないようで人数は少なかった。



すると、去年も同じクラスだった奴が話しかけてきた。






「あ、シャオロンやん!今年も同じなんか、よろしくな〜!」




「おう、よろしく。…もしクラスが違ってもお前の顔は忘れんぞ、去年文化祭で俺に女装をさせた張本人であるお前の顔だけはな……。」




「いやー、あれは傑作やったな!だってあの後女装男子人気ランキングで堂々の最下位やったし!今年は最下位脱出目指して頑張りや!」




「は!?今年もやる気なんか冗談じゃ無いわ!!!!」









そんなくだらない話をしている間にいつのまにか人が集まって来たようで、周りは大分騒がしくなっていた。
不意にガラッという扉を開ける音がしたのでそちらに目を向けると、やはり人影が見えた。








墨を垂らしたように黒い艶やかな髪。


白くきめ細かい肌。


桜色に染まった頰。



バランス良く配置された顔のパーツの中でも
形が良くぷっくりとしたさくらんぼ色の唇と、繊細な睫毛に縁取られた明るいミントグリーンの大きな瞳が一際目を惹く。



華奢ながらも女性的な曲線が目立つ小柄な体。



スカートから伸ばされた足は細すぎず太すぎず、理想的な太さと長さを兼ね備えていた。


どこか気怠げな表情は、彼女のいっそ冷たさすら感じる程の美貌を引き立たせている。



彼女は視線を教室中に巡らせた後、ゆっくりとした足取りで春の日差しが差し込む窓際の席に着いた。









これは、なんだろうか。


彼女の行動一つ一つが高貴に見え、その一つ一つに心臓が煩いくらいに早鐘を打っている。









気付くのはもう少し後なのだが、この時俺は彼女にいわゆる"ヒトメボレ"という物をしてしまったらしい。

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ラッキーアイテム

rbrさんの"天"の布


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カランコエ(プロフ) - 彼等の意見と視聴者の意見を合わせることは意味のないことです。だって彼等は自分達の信念的?なものが揺るがないタイプだからです。結論は、自分がこの小説を書きたいかどうかです。私の意見としては、続きが気になりますが、やりたくないならやらなくてもいいんです。 (2020年4月19日 19時) (レス) id: 6a8b756810 (このIDを非表示/違反報告)
猫缶。(プロフ) - おこめさん» よきかなよきかな。これからも宜しく頼むぞい白米。 (2020年1月30日 20時) (レス) id: efdd73f72f (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - なんだろね…推しだから嬉しい…ありがと猫の缶の。 (2020年1月30日 19時) (レス) id: 74bc87251f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:猫缶。 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fusan11302/  
作成日時:2020年1月9日 21時

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