十一話目 ページ14
sha side
時と場所は変わって放課後。
俺はサッカー部に所属している為、最後のHRが終わるなり鞄を引っ掴んで部室へと急いだ。
何故こんなに急いでいるかと言うと、うちの部活は活動時間を少しでも長く出来るよう、他の部活よりも活動開始時刻が早いからだ。ちなみに遅刻したら地獄の外周を+10周させられる為、遅刻してくる馬鹿は居なかった。
部室に着いて壁に立て掛けてある時計を見ると、活動開始時刻7分前。着替えた後ボール出し位は出来るかな、という時間だった。
流石に部活中は被っていられない為、いつも被っている豚のピンが付いた赤いニット帽を脱ぐ。
そのままパッと着替えてサッカーボールが山の様に入った箱を体育倉庫から運び出す。すると少し遅れて揺れる金髪がこちらに近づいてくるのが見えた。
「あ"っシャオロンお前今日早いな！？俺直ぐ教室出たんになんで！？」
「そっちのクラスの担任、終わらせるの遅いからなぁwまぁ仕方無いですぜコネシマさーん？」
「うっわうっぜぇー！……ってもう3分前！？やっば急がんと！！」
少し煽ってやるだけですぐに乗ってくるコネシマは、時計を見るなり顔色を変えて部室に飛び込んだ。……あいつ10周やるかもなぁ。
うちの部活には基本的にマネージャーは居ないので、自然と一人一人の仕事量は多くなる。その為、スポドリ作りやタオル洗濯なども俺たちの仕事の一環だった。
そこまで考えていると、ふと思い出す。
「っあ、やっべタオル取り込んでたっけ……まだ今なら間に合うか…？」
確か部室裏の干し場に干したままだった筈……と考え、まだギリギリ時間があったので走って見に行く。
すると、中学時代からのシッマの後輩……ショッピ君が練習着でタオルを持って行こうとしている所だった。いやマジでお前シッマの後輩？？？めっちゃ出来た後輩やなどう教育したんやシッマ。煽りキャラ盗んでいくのは頂けんけど。
「シャオロンさん、タオル忘れてましたよ。」
「ああ、ありがとうなショッピ君。タオル半分持つで」
「まぁ元から当番はシャオロンさんなんで持たないとか有り得ないっすけど。」
「おおん？？忘れたのはすまんけどえらい煽ってくるなぁショッピ君？？」
前言撤回、全然出来た後輩なんかじゃない。
＊＊＊
野球部じゃないのかって言うのは心にしまって下さいお願いします。お話の都合上仕方無かったんだよパトラッシュ……。
ラッキーアイテム
rbrさんの"天"の布
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カランコエ(プロフ) - 彼等の意見と視聴者の意見を合わせることは意味のないことです。だって彼等は自分達の信念的？なものが揺るがないタイプだからです。結論は、自分がこの小説を書きたいかどうかです。私の意見としては、続きが気になりますが、やりたくないならやらなくてもいいんです。 (2020年4月19日 19時) (
レス) id: 6a8b756810 (このIDを非表示/違反報告)
猫缶。(プロフ) - おこめさん» よきかなよきかな。これからも宜しく頼むぞい白米。 (2020年1月30日 20時) (レス) id: efdd73f72f (このIDを非表示/違反報告)
おこめ(プロフ) - なんだろね…推しだから嬉しい…ありがと猫の缶の。 (2020年1月30日 19時) (レス) id: 74bc87251f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫缶。 x他1人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fusan11302/
作成日時：2020年1月9日 21時
