ｱﾅﾀ&ﾔﾏﾓﾄ ページ14
二人で過ごす休日。
洗ったシーツを取り込んでベッドにかける。
(…よし！あとは夕飯の支度だけだから少しゆっくりできるかな。)
なんて考えていると、突然後ろから何かに包まれてそのままベッドに倒された。
こんなことをするのは一人しかいない。
「…もぉー、祥彰くん！」
被されたもの、真っ白なシーツからなんとか顔を出して抗議の声を上げた。
目の前に彼の顔があり、思わず胸が鳴る。
「えへへ、ごめんね」
なんて、全然悪いと思ってない声で言われる。
シーツごと体をホールドされていて、身動きが取りづらい。
「…ちょっと休憩しようと思ってたからいいよ」
そう答えると、彼はまたへへっと笑い、私の腰を引き付けた。
距離がぐっと縮まる。
「祥彰くん？」
ちゅ
キス、された。
「ええ、どうしたの」
ちゅ
「んー」
会話の合間にキスが降ってくる。
「ふふ、何かあったの？」
ちゅ
「んーん」
「そう？」
「ん、Aとこうしてたいだけ」
ちゅ
にいっと笑う彼。
かわいい。
「…シーツ、」
「ん？」
「シーツ、いらない。…私も祥彰くんに触りたい」
「っもう、A！かわいすぎ！」
腕が緩められるどころかきつくなる。
まあこのままでもいいかと、されるがままにする。
洗いたてのシーツと、祥彰くんの匂いに包まれる昼下がり。
《なんでもない幸せを。》
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みな(プロフ) - ｢重いの｣という別れの言葉についクスッと笑ってしまいました。たしかに、川上さんは彼女さんを溺愛しそうですよね。どのお話も大好きです。これからも応援しています！ (2019年3月23日 2時) (
レス) id: 5b9d9394ea (このIDを非表示/違反報告)
茶之助丸(プロフ) - ありがとうございました！お世話いいですよね！私は山本さんを見ていると貢ぎたくなります笑 (2019年2月9日 12時) (レス) id: 1cdd5a0197 (このIDを非表示/違反報告)
しるく(プロフ) - 白さん» 嬉しいお言葉、ありがとうございます！これからものんびりと書いていくので、よろしくお願いします。 (2019年2月9日 8時) (レス) id: d8286f6b99 (このIDを非表示/違反報告)
白 - このお話が大好きで何回も読み返してます...笑川上さんが好きなので、川上さんのお話がもっとみたいです...！内容は、作者様の描くものならどんなものでもすきなので、おまかせします笑更新楽しみにしてます！ (2019年2月9日 0時) (レス) id: 1d8409ab19 (このIDを非表示/違反報告)
しるく(プロフ) - 茶之助丸さん» ありがとうございます！定期的に病み、闇を書きたくなるので近いうちに書かせて頂こうと思います。 (2019年2月7日 21時) (レス) id: 5fa0f8094f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しるく | 作成日時：2019年2月4日 23時
