不良少年Ⅱ (ページ11)

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結局、あれから皆と合流したけど大した情報は得られずに解散した

明日になれば何かしらの情報入ってこないかな

そんなことを考えながら眠りについた

黒田「っ、皆聞いて！」

次の日、教室に息を切らしながら入ってきた黒田に全員の視線が向く

川﨑「どうしたの」

黒田「今日、おっさん達が話してるの聞いたんだけど…拓実が疑われてるやつ、今回が初犯じゃないらしい」

「え、今まで何回もやってるってこと？」

黒田「そう！」

内村「それが何か関係あるの？今はそんなことより…」

川﨑「…なるほど、そういうことか」

テンションが上がっている黒田に、クラスの大多数が首を傾げる

黒田の考えを察することが出来たのは川﨑だけだった

檜山「どういうこと？」

川﨑「初犯じゃないってことは、次もやる可能性があるってことだよ」

元木「…ってことは、その瞬間を捕まえれば拓実の疑いも晴れる！」

「確かにそれは良いかも！」

織山「でも、そんな都合良く捕まえられる？いつ現れるかわかんないのに」

深田「誘き出せばいけんじゃね？」

ポツリと呟いた深田に、全員の視線が向く

当の本人は、え？とキョロキョロして焦っているけど…皆の考えがまとまった瞬間だった

豊田「それだよ…！」

安嶋「深田の案採用！」

青木「被害者の特徴探ってみよ…！」

「情報持ち寄って、それから作戦考えよう」

織山「…絶対に捕まえてやる。拓実に擦り付けたこと許さねえから」