恋人は大人気俳優

8話 ページ9

私は放心状態の中、事務所を出て家に帰った。


……え？これ夢なのかな…？


恐る恐るスマホを見ると、紛れも無く吉沢亮さんと横浜流星さんの連絡先があった。




美晴「夢じゃ…ない…」




何をしても身が入らず、落ち着かないのでテレビを見ることにした。



そしたら、タイミング良く 吉沢亮さんが青くて痛くて脆いの宣伝でテレビに出ていた。




インタビューの中で最近印象に残っている出来事は？という質問を受けていた



吉沢亮「最近、凄く親切な方と出会って 自分は人見知りで奥手な方なんですけど今回ばかりは自分から声を掛けましたね(笑)」


アナウンサー「え！？それって女性の方ですか！？」



吉沢亮「ご想像にお任せします(笑)」



美晴「えっ…これってもしかして…い、いやいやいや私じゃないな…自意識過剰もいいとこだよ…」




数分後に、スマホが鳴った。


差出人は吉沢亮さん。


美晴「えっ……！？」


恐る恐るスマホを見ると……




『さっきのインタビュー見てくれたかな？あれ、美晴ちゃんのことだからね』


美晴「………っ」




その日のTwitterのトレンドは吉沢亮さんの熱愛報道で持ち切りだった。



まさかその相手が自分だなんて、絶対に誰にも言えない……。

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