甘えてくるー ページ8
「零‥…くん?」
途切れ途切れながらも、もう一度呼んで見る。
「なーに?」
枕に顔を埋めながら答えてくれる。
可愛い。
猫みたいだなーと思いながら、零君の頭を撫でる。
サラサラな茶髪に指を通す。
同じにおいがするのが何だか照れくさい。
「ん〜。」
撫でるのに飽きてきて、髪の毛をクルクルして遊んでいると零君が隣で唸りだした。
「疲れたの?」
「うん。」
枕に顔を埋めているため、顔が見えない。
ドSスイッチが切れると次は甘えスイッチが入った。
零君は私の部屋着の裾を引っ張ってくる。
何か用があるらしい。
「どうしたの?」
「Aも隣に寝て。」
はいはい。と言い、二人共布団に入る。
甘えてくる零君は嫌いじゃない。
というより、寧ろ好きだ。
本当にかわいい。
こんなこと直接言えないけど(笑)
「明日は仕事お休み?」
「うん。」
「わかったよ。おやすみ。」
「おやすみ。」
電気を消すとすぐに隣から寝息が聞こえてきた。
相当疲れていたみたいだ。
ただでさえ公安の仕事で忙しいのにポアロのバイトまでして‥…
そういえば、安室さんについて聞くの忘れてた。
まあ、明日でいっか。
こんなに大変なのに嫌な顔一つせずに朝早く起きてご飯を作ってくれる。
明日は私もお休みだ。
朝ごはん‥…作ってみよっかな。
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いずみ - 短いのに満足できる話。 おもしろかったです! (2022年12月3日 16時) (レス) @page21 id: 5bd30ec6cb (このIDを非表示/違反報告)
Ramu(プロフ) - 零音さんありがとうございます! (2017年6月5日 8時) (レス) id: e3d2b65f48 (このIDを非表示/違反報告)
零音(プロフ) - 降谷さんが居るのは警視庁ではなく警察庁ですよ。 (2017年6月5日 8時) (レス) id: 0fac29e216 (このIDを非表示/違反報告)
maru(プロフ) - イオリさん» ありがとうございます! (2017年1月16日 17時) (レス) id: 240361a4b4 (このIDを非表示/違反報告)
イオリ(プロフ) - センターお疲れ様です!(*´∇`*) (2017年1月16日 15時) (レス) id: 9e6931917f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:maru | 作成日時:2016年11月9日 21時