夏休み前編＊降谷家の妻と息子達【名探偵コナン/警察学校組】

虫取り報告 ページ25

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研二「父ちゃん虫触れるんだな！」

陣平「ビビるかと思ってたぜ」

零「誰がビビるって？」

陣平「うひゃぁー！！」



陣平の茶化しに腹立った僕は

近くにいたカマキリを
素手で捕まえて
陣平の顔の前にずいっと出す


目の前でカマキリが
鎌を振り回す様を見て
びっくりした陣平は
ひっくり返って転ぶ





航「おー！カマキリだ！」

研二「陣平ちゃん腰抜かしてやんの。超ウケる」

陣平「いきなり顔の前に出すんじゃねぇよ！」

零「喜ぶと思ったんだが陣平にはまだ刺激が強すぎたか」

陣平「んだと！？」

ハロ『アンアン！』




二人の言い合いの間で
ハロがクルクルと駆け回る
まるで早く帰ろうと
言わんばかりに


カマキリも虫籠にいれて
コテージに帰ると

Aが全員分のお茶を
コップに入れて待っていた

熱中症予防の水分補給





A「おはよう！たくさん捕まえられた？」

研二「見て見て〜カマキリ！父ちゃんが捕まえたんだぜ！」

A「お〜すごいねぇ〜」



航「ほら！カブトムシも！」

A「えーいたの？あ、パパが蜜塗っといたんでしょ？」

零「昨日の夜にな」



陣平「セミもいたし、トンボもいたぜ」

A「いっぱいいて良かったね〜」



景光「ぶーん、ぶーんって！」

A「そっか〜いっぱい飛んでたの」



ハロ『アンアン！』

A「ハロも楽しかったんだね〜良かったね〜」



一人ひとりに反応する
Aの姿を見て、

自分がいない日常は
こんな感じなんだろうなと想像し
大変だなぁとしみじみ思った


そしてそれを全力で
笑顔満開で対応するAは
それはそれは眩しくて…


たまに体調不良で倒れるのは
頑張りすぎとわかる

旅行に来た時くらい
ゆっくり休ませてやりたいと思った

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