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ガサ入れ ページ23
、
「警察だ。全員そこを動くな」
零「だから辞めろって言っただろ！こっちだ！」
A「なんで…え、警察？」
零が公言した通り
Aが最近入ったばかりのバーで
バイトしていると
警察のガサ入れが来た
先輩達は裏口から逃げて行ったが
何も教えられていなかったAは
その場に立ち尽くしていた
そしたらグレーのスーツを着た
見覚えのある顔が
Aの頭を屈ませて
店の外に出してくれた
零「振り返るな、走れ。こっちはどうにかする」
A「あ……ありがとう！」
非現実的な出来事に
震える手も足も抑え込んで
必死に走った
航の元へ
翌日は何事もないように
ファミレスに出勤した
そしたら彼は…来た
零「ちゃんと帰れたか？」
A「はい…ありがとうございました。でも良かったんですか？」
零「バレなければ問題ない」
A「なんで私なんかのために…」
零「君だってそうだろう。なぜ友人の子どものために
そこまで必死になる？」
A「それは航が大切で、守りたいと思ったから…」
零「僕だって同じさ。君を守りたいからそうしたまで…
僕と君は似た物同士なのかもしれないな」
A「どうだろうね」
Aの表情が少し柔らかくなった
、
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作者名：砂希流
| 作成日時：2022年9月24日 16時
