零の心配 ページ22
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零「結婚しませんか?」
A「え?何言ってるんですか。冗談やめてください」
零「僕ならあなたも航君も守れます。お金の心配もない」
A「同情はいりません。よくある話ですし…
同情なんてお金にならないんでやめてください」
今も昔も一生懸命で
真っ直ぐな性格のA
一方で他人への甘え方を知らず
無計画で無鉄砲な
危なっかしい面もある
自分の心身には目を向けず
人の事ばかり気にかけて…
零「考えておいてください。僕の気持ち」
A「だから同情はいらないって…そんなつもりで話したんじゃない!」
零「僕だってそんなつもりで言ってるんじゃない。あなたが心配なんです。
本気ですからちゃんと考えておいてください。いいですね!?」
まるで業務命令のように言い放って
零は病室を後にした
Aは退院後
零には会わず
ポアロを退職した
その後隣町のファミレスで
働き始めた
そしたら…
零「こんにちは」
A「なんで…ストーカーなの?」
零「あなたの周りなんてうろつかなくても分かりますよ。
僕には優秀な部下がいるので」
A「怖い…」
零「僕よりも怖いのはあなたの新しいバイト先の方ですよ。
あそこはただのバーじゃない」
A「なんでそれを…」
零「今すぐ辞めた方がいい。近々ガサが入る、そしたら航君と
一緒に暮らすことはできなくなる」
A「そんなこと言っても…生活するためなの!」
零に手首を掴まれても振り払って
Aは聞き耳を持たなかった
でも心には引っかかっていた
ポアロにいた頃
Aは、零に少しだけ…
心を許していた
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作者名:砂希流 | 作成日時:2022年9月24日 16時