お茶飲みたい ページ14
、
カチャカチャ
分解に夢中な陣平と
分解の部品を見つめる景光
景光「…ちゃ!」
お茶が欲しいと言いたい
お昼寝から起きると
ママからいつも渡される
が、陣平の耳には届かない
ムッとした景光は
部品を一つ手に取って
遠くに放り投げた
陣平「あ!何してんだよ!大事な部品なんだぞ!」
景光「ちゃー!」
陣平「ん?あー茶飲みてぇのか、ちょっとこれ終わるまで待ってろ」
そう言ってまたカチャカチャ
少し待っていた景光だったが
一向にお茶が来ない
しかも自分の事を相手にしてくれない
陣平「わ!何やってんだよ!」
床に散らばった分解部品の上に
寝転がってアピールする景光
まるで構って欲しい猫
散らばった部品
床に寝転んで半泣きの景光
陣平はひとつため息を吐くと
手を止めて景光を抱っこし
お茶を飲ませに台所へ
陣平「ほらよ。茶飲みたいって言えるようになれよ。
“ちゃ”だけじゃ、誰も気づいちゃくれねぇよ」
景光「ちゃー…」
陣平「ほら、言ってみ?お茶飲みたい」
景光「ちゃ…みたい!」
陣平「の•み•た•い」
景光「の…み、たい!」
陣平「そ!うまいぞ」
景光「いいこいいこ?」
陣平に褒められ
頭を撫でられてご満悦の景光
陣平にお茶を入れてもらって
それを飲む景光
そんな景光を微笑ましく思い
また頭を撫でながら
優しく笑う陣平
実はそこそこ仲良しな2人
、
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作者名:砂希流 | 作成日時:2022年9月24日 16時