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2歳の双子 ページ3
ー2歳の頃の双子ー
零「マジ天使…寝相が同じだ」
A「ふふっ。2人して万歳の格好してる」
布団を敷いて寝かせると
両手を上に上げて
大の字で寝る双子
陣平は涎垂らしてる
零「なんか嘘みたいだな。1人が癖っ毛で1人はストレート…」
サラッと双子の頭を撫でる零
まるで名付け親の彼らの様だと
しみじみ双子の顔を見ていた
するとパチっと
目を覚ました研二
零「あ、起こしちゃったか」
研二「…ママ…」
両親の顔を見て…
迷いなくAに手を伸ばす
女好きはこの頃から健在
研二がママっ子だったから
ということもあるのか
陣平はパパっ子だった
零が仕事に行く朝は
決まって零の後追いして
零の足元に抱き付くも
うまく零に撒かれて
玄関で座り込んで大泣き
陣平「やー！」
零「ごめんな。仕事に行かなくちゃならないから…」
A「ほら、陣平おいで」
陣平「いやー！！」
Aが抱き上げようとすると
両腕を振り回してヤダヤダと泣く
零はちょっと嬉しいけどたじたじ
泣きながらハイハイして
零の足にしがみつく
零「あ、ちょっと！」
陣平「パパーかないでー！」
A「こら、陣平！」
陣平「いやー！」
零「イヤイヤ期って奴か？」
A「そのイヤイヤとはちょっと違うと思うけど…」
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作者名：砂希流
| 作成日時：2022年8月6日 18時
