(6)推理クイーン ページ6
｢…らーん？なんかそれ…言っちゃダメだったんじゃない？｣
園子が沖矢を見て察した様にヒソヒソと話かける。
｢えっなんで…｢ホォー、そうだったんですねAさん…｣
｢ひっ｣
園子と蘭の話を遮り怒りが垣間見える笑顔を作りながらこちらへ向かう沖矢さん。…が怖くてとりあえず蘭の後ろに隠れる私。
｢…ﾊﾊｰﾝなるほどね｣
するとその様子を見ていてなにやら閃いた様子の園子が｢沖矢さん！ちょっとAさん借りますね！蘭も来て！｣
と私を連れ去ってしまった。
｢Aさん…あなた、罪深い女性なのね…｣
｢…えっと…どういう意味かなぁ｣
｢誤魔化さないで頂戴！私の推理はこうよ…Aさんはまず、安室さんが好きなんだわ。だから明日の用意の為にここ(服屋)に来た。でもあなたを好きな沖矢さんにはその事は知られてなかった！だから沖矢さんは怒ってあなたは隠れた！違うかしら！？｣
全くその通りなので頷く事しか出来なかった…
JK探偵侮れん！！
｢オーッホッホッホ！推理クイーン鈴木園子には全てお見通しなのよ〜！｣
｢えっ待ってください沖矢さんとAさんって親戚ですよね…？｣
恐る恐る聞く蘭にチッチッチッと人差し指を立てる園子。
｢お子ちゃまねぇ蘭…そんなの嘘に決まってるじゃない｣
｢嘘じゃ…！な、ないよ…！！｣
動揺する私を後目に｢フーン？｣と納得してない園子…この子ほんと勘が冴えすぎでは…！？ある事無いこと色々暴露されても困るぞ！！
｢あっ…あの〜私そろそろ…｣
と、戻ろうとしたらガシッと園子に腕を掴まれた。
｢私、Aさんともっとお話したい！ねぇ蘭、和葉ちゃんにも言ってさ、女子会4人でやろうよ！Aさんも今日空いてるでしょ！？｣
キラキラした瞳には弱いんだよなぁ…と思いつつも沖矢さんをこのままにしておけないので断ろう…と思った矢先、
｢沖矢さーん！Aさん今日私たちと女子会してもいいですかぁ！？｣
とズカズカ聞きに行っていた。
…恐るべし、JKの行動力。
｢…Aさんが行きたいなら勿論構いませんが………まぁ、この話の続きは帰ってからまた聞きますね｣
｢は、はーい…｣
｢やった！じゃあ行きましょAさん！｣
｢もー、園子ったら強引なんだから…｣
笑顔が怖い沖矢さんを置いて、私は園子ちゃんにズルズルと引きづられるようにしてショッピングモールを後にしたのだった。
続く (更新停止中)
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恵理(プロフ) - ふじ(藤)さん» ありがとうございます…！頑張ります！！！ (2019年10月26日 8時) (
レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
ふじ(藤)(プロフ) - 面白くて好きです！続きがすごく気になります！更新できたらでいいので頑張ってください (2019年10月12日 21時) (レス) id: 9e1cd12c56 (このIDを非表示/違反報告)
恵理(プロフ) - 雨宮風火さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年8月22日 0時) (レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
雨宮風火 - 面白いです！更新頑張ってください (2019年8月6日 8時) (レス) id: afe35d7b55 (このIDを非表示/違反報告)
恵理(プロフ) - 0R0さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…！続きも頑張って書きますねー！！ (2019年7月5日 13時) (レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2019年6月28日 16時
