(1)ストラップ ページ1
突然の大きな歩美の声にしん…と静まり返る店内。
｢どうしたんですか歩美ちゃん、急に大きな声出して…｣
｢光彦の言う通りだぞ歩美！びっくりしてサンドイッチ全部口の中に入れちまったじゃねーか！｣
｢あら、それはいつも通りじゃない小島くん｣
心配そうにこちらを見る3人。
歩美はハッと我に返り、だって…と言葉を続ける。
｢そのストラップ、何か思い入れがあるの？｣
純粋に気になったので聞いてみると、歩美は恥ずかしそうに顔を赤らめながら｢…聞いても、笑わない？｣と伝えてきた。
｢勿論！｣
と微笑んで伝えると、歩美はちらりとコナンを見てから未だ顔を赤らめつつ、私の耳元に近づいた。
｢あのストラップね、持ってると好きな人と絶対結婚出来るってジンクスがあるの。｣
｢けっこ…！？｢Aお姉さん！！シー！！｣
大きな声を出してしまった私に焦って手で口を覆う歩美。
は、はやい…！！！いくらジンクスといえど結婚に釣られるあたり歩美ちゃんホントにませてる子だなぁと思う…でもコナンくんを見てかあぁっと赤くなっちゃうあたり可愛いんだよねぇ…その反応は小学生だわ…
｢…ん〜〜なるほどねぇ…それは…むしろ私が欲しいかなぁ…｣
｢でしょっ！？…でも、Aお姉さん安室さんとカップルさんじゃなかったんだね…蘭お姉さんも園子お姉さんも彼氏さんとは全然会えないって言ってたし…諦めるしかないのかなぁ…｣
ずーんと絵に書いたような落ち込みぶりを見てるとなんだか本当に申し訳なさが出てくるけど…付き合ってないものは付き合ってないしなぁ…
｢力になれなくてごめんね歩美ちゃん……｣
｢ううん…大丈夫！歩美こそいきなりお願いしてごめんね！頑張ってねAお姉さん！｣
歩美ちゃんに応援されてしまった………
｢ありがとう…｣
叶うことは、無いんだけど……
そんなことを思いながらも探偵団の皆が食べ終えた食器を片付けていると、梓さんがずかずかとこちらに向かってきた。
｢その会話！！聞きましたよ！！！！｣
｢梓さん一体どこから…｣
｢チッチッチッ…歩美ちゃん、私ならそのストラップ手に入れる方法知ってるわよ｣
｢えっ！ほんと！？｣
なんだか妙にドヤ顔な梓と沈んだ顔から一気に明るくなる歩美。
…もしかして梓さんが考えてるのって…
｢答えはかんたーん！例え今は付き合ってなくてもAさんと安室さんがカップルになりきって遊園地に行っちゃえばいいんでーす！｣
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恵理(プロフ) - ふじ(藤)さん» ありがとうございます…！頑張ります！！！ (2019年10月26日 8時) (
レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
ふじ(藤)(プロフ) - 面白くて好きです！続きがすごく気になります！更新できたらでいいので頑張ってください (2019年10月12日 21時) (レス) id: 9e1cd12c56 (このIDを非表示/違反報告)
恵理(プロフ) - 雨宮風火さん» ありがとうございます！頑張ります！ (2019年8月22日 0時) (レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
雨宮風火 - 面白いです！更新頑張ってください (2019年8月6日 8時) (レス) id: afe35d7b55 (このIDを非表示/違反報告)
恵理(プロフ) - 0R0さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます…！続きも頑張って書きますねー！！ (2019年7月5日 13時) (レス) id: cec242f8ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えり | 作成日時：2019年6月28日 16時
