工藤新一の姉は潜入捜査官

1200万人の人質 ページ5

しばらくして私が落ち着いた頃。



ドカアアアアン！


高木刑事の車が爆発した。


「ちょっと、嘘でしょ！？」


爆弾で大切な人を2人も失っている私。
高木刑事は大丈夫だろうか…






車に駆け寄り、高木刑事を……亡くした友人を私は探し出していた。


手が熱い…だけど、この先にまだ彼等がいるなら…


後ろから引き剥がされる。



「あ……
ごめん…なさい。昔のことを思い出して。」

コナン「姉さん、手、怪我してる。」

「ホント…どうしちゃったんだろ。サッキので気が動転してるのかも。」




横を見ると、佐藤刑事も同じだったようだ。

でも彼女はタダの刑事。私はゼロ。
彼女と違い、私は目立った行動はNGだ。



目暮「大丈夫かね？Aくん…。」

「あ…、目暮さん…。お会いしたの何年ブリだろ。
先ほどはすみませんでした。」

目暮「イヤ。何を思い出していたのか聞いても平気かね？」

「…彼等のことは何て表現したらいいんでしょうね。
お兄ちゃん、友人…いろんな言葉で表せますよ。」



意味深発言になってしまったか。

でも。私たちの絆はそれだけ深い。

あの人たち以上の人とはこの先出会えないだろう。




「今日はもう帰りますね。」





＊


prrrr prrrr

「零、いまどこ？」

降谷「杯戸町だけど…、A、泣いてるのか？」

「サッカーパレードの側まで迎えに来てくれない？」

「…わかった。」







しばらくして零のRX7が到着する。

「無理言ってごめん。あかりのマンションにお願いできる？」

降谷「いや…。もう平気なのか？」

「うーん、どうだろ。
久々に彼等のこと思い出して大泣きしたから。」

降谷「…何かあったのか？」

「まあ…ね。」

降谷「こっちからは聞かないけど、何かあったら言えよ？」

「ありがと。
ねぇ、私たちほど絆が強いのってスゴイことだよね。
警察学校の…あの時間は本当に大切な時間だった。」

降谷「…そうだな。アイツらとはお互い1番の友人だと思うよ。」

「うん。そうだね。」

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