工藤新一の姉は潜入捜査官

帰ってきたお姉さま ページ3

コナン「な、なんのこと？新一兄ちゃんの知り合い？？」

「姉を騙せるとでも？」

殺気をだすと、茶髪の女の子が震えた。



灰原「ちょっと、江戸川くん。彼女、組織の匂いがするわよ！？」

コナン「なに！？でもコイツは俺の姉さん…」





新ちゃんたちがコソコソ話している間、私はアポトキシンの服用者リストを見ていた。

【工藤新一 死亡】




「たしか幼児化もしてたわよね、アポトキシン…。なるほど？」

コナン「姉さんと組織の関係はなんだ？」


低い声で聞いてきた新ちゃん。




「ゼロ。これ以外は言えないわ。」

コナン「なっ！？」

「私が何年も家を空けていた理由がこれでわかったでしょ？」


灰原「ちょっと、どういうことよ！？」

コナン「日本の公安警察のことをゼロって言うんだよ…。」

灰原「じゃあお姉さんは潜入捜査官…？」

「ピンポーン♬大正解っ！
あなたはシェリーちゃんよね？
ガス室のカラクリ、組織には報告しないから話してちょうだいね？まあ、聞くまでもないか…。

その前に！新ちゃん、どうして幼児化してるわけよ！？」




新一はトロピカルランドでのことを喋り出した。




＊



「つまり…。あんたがアホでバカでマヌケだったってことね？」

コナン「……ああ。」

「で？
幼児化やら、蘭ちゃんの家に居候していることやらは母さんたちも知ってるの？」

コナン「ああ。」

「…そう。
悪いけど、新ちゃんに組織の情報を流すわけにはいかない。でも、出来る限り協力するわ。

一つだけ言っとくとすれば、私のコードネームはルジェ。変装して潜入してるから外で声をかけてもOKよ。」





こうして私の新しい日常は始まった。

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