工藤新一の姉は潜入捜査官

1200万人の人質 ページ12

その後、目暮警部が駆けつけた。

目暮「おい、何だいまの銃声は！」

佐藤「いや、威嚇で一発だけ…」


「威嚇で…ねぇ？」

佐藤刑事と高木刑事が真っ青になる。



「高木刑事の言葉に免じて許してやるか。」



佐藤・高木「「へ？」」


ウインクを送っといた。






陣平…研二…。

全て終わったよ…いや、終わらせたよ。



空を見上げ、私は一粒だけ涙を流した。








高木「ところで佐藤さん、ゼロってなんですか？」

「げっ…」

佐藤「え？公安警察のこと？それがどうかした？」

高木「え、え、え、ええーーー！？」



私は静かにポーズを取る。


どうやら彼は頷いたので秘密にしてくれるようだ。



＊




佐藤「どうして工藤さんは爆弾解除ができたのかしら…？」

目暮・高木「…。」

佐藤「目暮警部はしりません？」

目暮「彼女は警察学校に通っていたんだよ。
…松田くんや萩原くんの同期だ。」

佐藤「ええ！？」

目暮「それはそれは優秀だったらしいが、この前の様子だと警察は辞めたのだろうな。」

高木・佐藤「「な、なるほど…。」」

目暮「優作くんと有希子さんに聞いてもはぐらかされてしまうし、新一くんは知らないらしいし…。
いまの職業が気になるのなら直接聞いてみるといい。」

高木「ちょっと待ってください。
彼女、工藤新一くんのお姉さんなんですか！？」

目暮「おや？話してなかったかね？」

高木・佐藤「ええーーー！？」

二元ミステリーの前に超短いベルモットside→←1200万人の人質

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す