12＊降谷家の妻と息子達【名探偵コナン/警察学校組】

志保と秀 ページ25

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志保「バカね。クローン人間が成功してたらノーベル賞ものじゃない。
そんな研究が成功して、発表しない人間なんか…いないと思うけど？」

秀「地位や名誉の為の実験じゃないとしたらあり得るんじゃないのかな？
例えば亡くなった姉のクローンを作ろうとしていたとか」

志保「……」

秀「だがうまくいかず、手始めに人口受精をして自身で出産、
その後研究を重ね、姉の凍結卵子を乱用せず自分の卵子で実験してみたところ
それが成功し、哀が生まれ今に至る…あの姉妹は君が作り出したものなんだろう？」




秀がニヤリと
口の端をあげて志保に言う

志保はそんな秀を
いつもの冷徹な無表情で見つめる





志保「当たり前でしょ。私があの子達の母親なんだから」

秀「おや？認めるのか？」

志保「相手が誰か、はたまたいないかもしれないなんて…
そんな事、あの子達に関係ある？」

秀「関係はあるさ。明里は明美と俺の子である可能性が高いからな」

志保「遺伝的にそうだとしても…だから何？」

秀「もう少し俺に優しく接して欲しいものだ」

志保「答えになっていないわ」




2人の言い合いは淡々と続く


志保はイライラし
秀は穏やかに笑って絡む

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