223話 ページ24
『コナンくんだって、人の事言えないでしょ？君が“戻ったら”…悲しむ人達がいるんだから』
俺と違って、彼はそれを目の当たりにするのかもしれない。
江戸川コナンが、工藤新一に戻ったら…。
何も知らない少年探偵団や、今までコナンに関わった人達みんながきっと悲しむ。
もしかしたらそれは、工藤新一の目の前で。
『…ごめん、意地悪言った。大人気なかったね』
「……いや。いずれ向き合うことになる事実だからな」
俺よりも、ずっと大人だよ。この子は。
『俺も、最後までここにいられるといいな。大事な人、出来ちゃったし』
「Aさんの言う最後は…物語が完結する、ということだよな」
『…そうだね。完結後の先が、あればいいけど』
「あるだろ」
強く言い切ったコナンに、食器を拭いていた手を止めた。
「こうやって俺とAさんが話している時点で、物語は関係ない。Aさんがここに来た時点でここはもう、Aさんの世界だ」
俺の…世界…。
俺の、未来がある…。
そもそも、20年近く年齢を重ねていないこの世界で、どういう未来があるのか検討もつかないけど。
『敵わないね、君には』
「僕はAお兄さんのこと、仲間だと思ってるからね！それじゃあご馳走様！」
アイスコーヒーを飲み干し、急に子供の顔に戻ったコナンに手を振って送り出す。
『……仲間、か』
元気かな、あいつら。
一緒に戦ってきた公安の仲間を思い出す。
俺の死を受け入れて、次に進んでいるだろうか。
それとも…俺の存在すら、忘れてしまっているのだろうか。
…はぁ、やめやめ。
考えたって、何もならないんだから。
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優(プロフ) - わかりました！返信ありがとうございます！ (2019年5月8日 7時) (
レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
096 - 優さん» コメントありがとうございます！この作品は、主人公受けとなっております！ですが、細かい描写はございません。 (2019年5月7日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - これって、黒瀬さんと零さん、どっちがネコとかありますか？ (2019年5月7日 2時) (レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
096 - 架印�靴気�» 報告ありがとうございます！！確認不足でした...！修正させていただきました！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: 674cb05958 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告：247話 - 真純ちゃんの純の字が、澄になってます。 (2019年4月30日 17時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2019年4月10日 21時
