210話 仲の悪いガールズバンド ページ11
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地下の休憩所に移動して練習開始。
向かいでは世良がベースを構え、ドレミを弾いている。
「世良ちゃんすごーい!!」
「ただドレミを弾いただけだって…。まあ、兄貴の友人に教わったのはこれくらいだけどね…」
「ベースを教えてくれたその男の顔…、覚えてますか？」
「まあ、なんとなく…。どうしてわかったんだ？その友人が男だって…」
「まあ…なんとなく…」
頬杖をついて、どこか小馬鹿にしたような態度で安室さんは返す。
安室さんは世良が彼の妹だって知っていて、この態度なのだろうか…。
「もォーみんな気合い抜け過ぎじゃないの!?ライブまであと一週間しかないんだよ!?」
俺たちと同じく地下休憩所を使っていた４人女性グループの一人が声を上げていた。
バンドは方向性の違いやら人間関係やらでよく言い合いになるものだしな。
演奏する曲を何にするか園子たちが悩んでいると、しばらくして彼女達は階段を上がって休憩所を出て行った。
「曲は沖野ヨーコさんの【ダンディライオン】だとして…誰がボーカルをやるんですか？」
ボーっとしている間に話が進み、曲が決まっていたらしい。
ボーカルは決めていなかったようだ。
「君の彼氏の新一君はどうなんだ？彼ならギターも弾けるんじゃないか？」
「し、新一はヴァイオリンは弾けるけど…ギターはどう…かな？歌はコナン君並みに…ねぇ？」
蘭の様子から察するに、コナンは音痴なのだろう。
『ふぅん…？コナンくんでも苦手なことあるんだねぇ』
ニヤニヤと彼を見下ろすと、彼は表情をヒクつかせた。
「…Aさん、昔バンド組んでたんだよね？だったらボーカルやればぁ？」
「え、黒瀬さんバンドやってたんですか!?」
クソガキ…っ！ちょっと馬鹿にしたら仕返ししてきやがった…！
『い、いや、俺は…』
「きゃああああああ！」
俺の声と重なるように、上階から悲鳴が響いた。
「この悲鳴、さっきのバンドの人達じゃないか…!?」
「上のスタジオからですね…」
急いで階段を上ってスタジオに向かった。
奥のスタジオの扉を開けると、やはりそこにはさっき一緒にいた女性バンド。
「ちょっと萩江!?」
「ウソでしょ!?」
３人の女性の中心にはドラムに突っ伏して瞳孔を開いている女性の姿があった。
おそらくもう死んでる。
首には絞殺のような痕があった。
安室さんと世良、コナンが近づいて現場検証を始める。
俺はすぐに警察に連絡した。
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優(プロフ) - わかりました！返信ありがとうございます！ (2019年5月8日 7時) (
レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
096 - 優さん» コメントありがとうございます！この作品は、主人公受けとなっております！ですが、細かい描写はございません。 (2019年5月7日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - これって、黒瀬さんと零さん、どっちがネコとかありますか？ (2019年5月7日 2時) (レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
096 - 架印�靴気�» 報告ありがとうございます！！確認不足でした...！修正させていただきました！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: 674cb05958 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告：247話 - 真純ちゃんの純の字が、澄になってます。 (2019年4月30日 17時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2019年4月10日 21時
