200話 ページ1
「ねぇねぇ、その紅茶、氷が入ってないみたいだけど…」
確かに、マネージャーが買ってきた紅茶に、氷が入っている様子はない。
「あ、ああ、嶋くんはお腹が弱いから、飲み物の氷はいつも抜いてもらってるんだ」
床に零れた紅茶にも、溶けたのか、それとも元々ないのか、氷はない。
…なるほど、そういうことか。
コナンも安室さんも気付いたようだ。
「マネージャーさんにも、店に飲み物を買いに行ったアリバイがある。つまり犯人は、平山さん、貴方ではないのかね？」
「は!?ふざけんなって！確かに俺は一人で行動してたけど、ずっとトイレにいたんだよ！」
「君は嶋さんと仲がよかったようだし、よく飲むストレートティーのことも知っていたはずだ。お腹が弱いこともね。君は控え室に戻った嶋さんに、毒が入ったストレートティーを差し入れた。違うかね？」
「違ぇよ！アイツが腹弱いなんてしらねぇし。それに、それならその毒を入れた容器とかはどうしたんだよ！」
「トイレにでも流したんじゃないか？」
「だから…っ」
『平山さんは犯人じゃないと思いますよ』
発言した俺に、注目が集まる。
「犯人は嶋さんのマネージャーである、貴方ですよね」
安室さんが嶋のマネージャーを見る。
彼は顔色を変えた。
『高木刑事。店に確認してみてください。今日同じ人物が氷なしのストレートティーを二度買いに来なかったか』
「は、はい！」
高木刑事は慌てて控え室から出て行く。
「し、しかし、彼は黒瀬くんと平山さんがここで遺体を発見した後に下の店から戻ったと言っていたじゃないか！」
『ええ。お店に行っていたのは本当です。フェイクを買いにね』
「フェイク…？」
『マネージャーさんはこの仕事が始まる前から毒入りのストレートティーを用意していた。その容器を店に捨てて、飲み物は隠していたんでしょう。休憩に入ったタイミングで、貴方は嶋さんに買ってきたばかりの紅茶だと偽り、それを飲ませた。そしてすぐに控え室を出て店に行き、同じものを買いに行った。さも、今まで紅茶を買っていたというアリバイを作るために。嶋さんがお腹が弱いというのは嘘。ずっと置いていた氷が溶けていてもおかしくないように言ったんですよね。まぁ、買っていたのは元々氷なしだと思いますけど』
「しかし、それならマネージャーさんでなくても出来るのでは…」
「あれれ〜、マネージャーさん、革靴に何かついてるよ？」
「!?」
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優(プロフ) - わかりました！返信ありがとうございます！ (2019年5月8日 7時) (
レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
096 - 優さん» コメントありがとうございます！この作品は、主人公受けとなっております！ですが、細かい描写はございません。 (2019年5月7日 21時) (レス) id: d9ca70487a (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - これって、黒瀬さんと零さん、どっちがネコとかありますか？ (2019年5月7日 2時) (レス) id: 2e7cf744fc (このIDを非表示/違反報告)
096 - 架印�靴気�» 報告ありがとうございます！！確認不足でした...！修正させていただきました！ (2019年4月30日 18時) (レス) id: 674cb05958 (このIDを非表示/違反報告)
架印��(プロフ) - 誤字報告：247話 - 真純ちゃんの純の字が、澄になってます。 (2019年4月30日 17時) (レス) id: cb6e7377c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2019年4月10日 21時
