2509話 黒ずくめの謀略 ページ10
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少しして、印刷が終わった暗号の紙を2枚、キャメルから受け取ったコナン。
「じゃあいい？こっちが元の暗号メールで、こっちが左右反転した暗号メール。これだけだと何が何だか分からないけど、よく見ると左右反転しても、所々数字やアルファベットとして読めそうだってまず気づいて…この微妙にズレている点を見たら、もしかしたらそれぞれの段の下半分が、左右反転してるんじゃないかって思ったんだ」
書斎の椅子に座りながら説明するコナンが指さしたのは、元の暗号メールの3行目の最後の点。
それは一見、記号のコロンのように見えるが、よくよく見ると上下の点が僅かにズレている。
「だから反転したほうの暗号の真ん中の横棒を含めた下半分を切り取って、元の暗号に重ねて貼ると…ほら！数字とアルファベットの大文字と小文字が混ざってるけど、読めそうになってきたでしょ？」
『上段の“bEI”に続く4文字目は、一見読めないけど彼が落下したビルがあったのは米花町。その文字の後ろが“A”だから、前後の文字から察して“K”。これで”bEIKA”と読める』
「そう。で、次に引っ掛かるのは2段目のこの小さい“u”と大きい“U”だけど、あの廃ビルの1階にはカフェグアバって、グアバジュースを売りにしてたお店があったから、この文字がグアバだとすると綴りは”GUAVA”。つまり、小さい“u”は、そのまま“u”。大きい”U”は“V”だと決めているってこと！1段目の“BEIKA”の後が住所を示す数字で、3段目が日付と時間だとすると…“米花町3丁目5番地。カフェグアバ。10月3日16時”っていう、待ち合わせの時間と場所が出てくるってわけさ」
「すごい！大正解！」
コナンの暗号解読にFBIも関心のどよめきが上がる。
「じゃあ、君は今みたいに一度プリントして…？」
「いや。頭の中で組み立ててなんとなくこうかなって。ね、Aさん」
『まあ』
「我々は専用のツールで反転していたんだが頭の中でかね…」
ジェイムズさんも驚いたように声を上げた。
「Aはともかくとして…ボウヤもさすがだな」
赤井さんに褒められて、コナンも嬉しそうだ。
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096 - ソラさん» ありがとうございます！2人のやり取りを気に入っていただけて嬉しいです！ (2月11日 19時) (
レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
ソラ(プロフ) - 明人さんと安室さんの会話が尊い！夢主の父親だと認識してる感がバシバシしててホッコリした！ (2月10日 20時) (レス) @page43 id: 4a3bab874f (このIDを非表示/違反報告)
096 - リト．さん» コメントと嬉しいお言葉ありがとうございます！面白いと言っていただけて嬉しいです！これからも頑張りますので、応援よろしくお願いします！！ (2月9日 19時) (レス) id: 5783aede03 (このIDを非表示/違反報告)
リト． - とても面白くていつも見てます！これからも応援しています！！無理のない範囲で頑張って下さい！ (2月9日 2時) (レス) @page41 id: 744fa15293 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：096 | 作成日時：2023年12月26日 17時
